カラッポの頭が良い氣で満たされ、心も喜に癒されたルートの京都(つかみ)
明け方の一雨があったようで濡れた路面。
どんより曇った空と高めの降水確率で、雨が気になるものの出たとこ勝負で、外へ一歩を踏み出す。
前夜飲み会の終わり、明日の予定を計画していたところ、「知恩院の朝一番は誰もいなくて、本当に落ち着いて良いんだ」と聞いたので、便乗して朝一の知恩院にお供することにした。
知恩院
チェックアウト後、8:30に知恩院三門前到着
同行者のオススメ通り、ホントにほぼ人っこ一人いない三門。
巨大なの三門あちら側には、両サイドをアオモミジが、白と灰色がまじる登りの石段に沿って続く。
見えない頂上に向かって、段差高めの階段を上がっていく。
時々立ち止まり振り返るうちに、下の方が少し賑やかになり、修学旅行生の到着を教える。
法然上人開山850周年ということで、御影堂の前には法然上人像との手と繋がれた回向柱が立つ。
ここも誰もおらず、回向柱触りたいだけ触って上人と繋がる。
上人像の向こうの法然の魂と繋がれるかもと思うと、信者ではないが、なんだか不思議な気持ちでつながってみた。
中へ入ると御影堂は静寂に満ち、心ゆくまで上人像と対峙し、自分と対峙することができる。最近改修された美しい装飾が荘厳さをひときわ、堂内の澄んだ空気に重ね合わせる。短くも濃厚な古と今この時との繋がりの瞬間。新たな未来の次の一秒、一分に変わる。
高台寺
知恩院を後にし、円山公園とねねの道を抜けて、庭園が素敵と聞いた高台寺まで歩く。
幸いまだ人通りもそんなに多くない。
緑、みどり、ミドリ。
雨上がりで初夏のエネルギーに満ちた庭。
ここの場内もアオモミジが本当にあちこちと美しい。
お庭以外にも煌びやかな襖絵、長谷川等伯、白龍と屋内にも趣がある
知恩院からのお散歩参拝の間、と心配していた雨にも降られず時には日差しがさすなか、朝の杞憂はどこやら、順調。
少し休憩のお茶をしてこの時点で、もう11時。
あれっ、便乗してたら今日もともと行こうと思っていたところへまだ行けてない(アセッ)となったので、知恩院推しと別れ、メインへ向かうとする。
つかみはここまで。
続きは次回。
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