季節の整体生活8月号

立秋を過ぎ、朝晩には爽やかな風が吹くようになり、夜の虫たちの声が変わり、 トンボが飛び交い、稲穂が顔を出し、ぐんぐんと伸び、確実に季節が移り変わろうとしている今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか？

「季節の整体生活8月号」です。

早いもので今年も体の上では折り返し地点のお盆を迎えました。　
このお盆の時期、 一年で一番、体が夏の暑さに対応するために皮膚を弛め、汗の出やすい体、つまり弛んだ体になっています。

お盆を過ぎたら今度は体を引締めて熱を逃がさないようにして冬の準備をしていく訳ですね。　

それだけではありません！！
　

体はこの季節の変動をうまく利用して体を調整してくるんですよ～！まず、汗をかき、汗で老廃物を排泄することで腎臓の働きを助けます。その分、体はよく動くので前回の秋冬で蓄えた余分な脂を燃やし、汗でデトックスするのです。

この時期に、これをしっかりしないと次の秋冬で古い脂の上に新しい脂を載せてしまうことになります。　

そして、汗のかいた部分の皮膚や筋肉は弛み、血流がよくなるので、凝り固まっていた偏り疲労が解消しやすくなります。

一年の内で一番、偏った疲労をとり、排毒できる時期（汗からは肝臓で代謝できなかった化学物質も排泄してくれます）でもあるんですよね！

だからこの時期に使い切るために、あまり食べたくなくなるし、活動的になるし、活発に汗かいて動いてると爽快感があるんですよ。

さらにこの弛むことによって体の治る働き（炎症・熱・しびれ・かゆみ・アレルギーなど）が活発に出るようになって今年の前半の偏り疲労を解消し、次の秋冬にいいコンディションで生きれるように備えてきます。　

本当に体というのはぬかりないですよね～♪

だから今年も７月の終わり頃から８月入って、毎年のことですが、夏土用の調整が入り、今年の前半の偏り疲労に対しての調整としての不調が多く出て、「今日観てもらえますか？」や「発熱しました！」が多かったのです。　

体が弛むピークでもあるので、心臓の拍動が弱くなりむくみやすかったり、脳への血流が悪くなることで頭痛やめまい、血管が弛む影響で血圧が上がったり、汗をかきにくくなっている体、滞っている体、エネルギーが余ってる体は、調整として熱出したりすることが多いのです。

熱中症も左の骨盤が開き過ぎたことによる心臓への影響なので、最大限に開きやすいこの時期に疲れた状態（骨盤が開いた状態）で無理に外で活動するなど、今の時期には特に注意が必要ですね。

骨盤が開きやすい生活を参考までに挙げておきますので、不調の多い方は是非気を付けてみてくださいね。

■食べ過ぎ
■寝過ぎ
■運動不足
■嫌なこと嫌々やる・やりたい！と思ったことをすぐやらない（他者の基準で生きる）
■冷え

みなさんはどうですか？
いい感じで過ごされているでしょうか？

つまり！お盆までにしっかり自分のやりたいことで活発に活動し、汗かき、脂肪やエネルギーを燃やしていると、次の秋冬の体の調子がよくなるということですね(^0^)/

ちなみに太ももの裏が硬くなっている方は汗をかきにくいので大股歩きや上向きに寝て膝を曲げずに足を上げるなどで弛めてあげるといいんですよ。

調整としての発熱や症状が色々出た方はしっかり出し切って、しっかりリセットしてくださいね。

汗関連でもう一つ！
これからというか、今はエアコンがあるので夏全般のお話ですが、かいた汗に冷たい風を当てて引っ込ませると「汗の内攻」といってそこの皮膚や血管、筋肉の伸び縮みが悪くなって、高熱・神経痛・だるさ・しびれ・炎症・痛み・視力の低下などいろいろなトラブルの元になりますので、汗の処理（小まめに拭き取ったり、着替えるなど）には十分に気をつけていただければと思います。
これから多くなる夏バテや夏風邪のほとんどはこの汗の内攻によることが多いですよ。

首に冷たいのを巻く方がいてますが、これも首や肩の血管を縮めて脳の血流を悪くして、すごく危険なのでやめてくだだいね。

逆に首を冷やすと脳には冷えた血液が流れてくるので、脳が勘違いして、暑さに対しての働きかけをしなくなります。

胸に扇風機を当て続けるのも心臓に影響するので、運悪くそれが原因で毎年お亡くなりになる方もいるそうなので、若い人だとしても、高齢の方、体調の悪い方もこれは止めておいた方がいいですね。汗をかくこと自体、これが蒸発するときに熱を逃してくれるのでしっかり汗をかいてくださいね。

ついでに最近、体が冷えてる方も多いです。多くの場合、明け方に冷やしている方が多いようです。

もう季節も秋になりつつあり、明け方の温度が下がってきております。7月と同じようなつもりで寝ていると冷やしてしまいますよね。

ちなみにクーラーをしていなくても明け方の気温が25度を割ってきたら、窓を開け放しにするのをやめるといいそうです。　

秋分の日を過ぎ、夜の気温が下がってきたので冷やしてる方が多いのです。暑さには適応しているこの体ですが、逆に言えば、寒さにめっぽう弱い体なので、冷えたな~と思ったら足湯するようにしてみてくださいね。　

特に女子は冷やして腎臓をくたびれさせると、食欲増進・シミ・シワ・老化の元ですよ。お～怖ッ(゜Д゜;)

一年で一番骨盤の開くお盆を迎えます！
同じ刺激を与えても、人間の体には波がありますので、ものすごく変化する時期とそうでない時期があるんです。

知ってましたか？

人間の体には必ず波があって緊張と弛緩を繰り返しているのですが、そのどちらでもない時期に調整のポイントがあると言われております。

例えば、息を吐き切って吸うに移る呼吸の間隙（かんげき）とか、生理が終った直後とかです。特に弛み切ってから、引き締まりに入る時期が一番いいそうです。

ということは、今なんですよね！

この8月の中盤から９月に入るまでの調整は結構、効果的です。この時期に整体などで体の調整を付け、スムーズに変化していけるようにしておくと秋に体がモタモタせずに済んだりしますよ～(^O^)／

秋の変化についていけず、体がモタモタしないように、みなさん！体を整えに整体を受けに来てくださいね！

これからの体はお盆を境に引き締まっていくようになってきます。そうなると夏のボ~ッとした感じが抜けてきて、やる気や集注力が出てきたりして冴えてきますよ～！

いつまでもぼんやりな感じが抜けなくて、シャキッとしてこないなら少し体がゆるみ過ぎているのかも知れませんので、そういう時は、「食べない、寝ない、体動かす、やりたいことしかしない！」で骨盤締めていく生活もいいかもですね(笑)

とにかく、汗を出し切って、スッキリした体を季節に乗っけて、スムーズに引き締めていきましょね♪

この時期の過ごし方で秋の快適さが変わってきますので、冷え、汗の内攻、食べ過ぎに注意してみてくださいね～

※日焼けし過ぎたら皮膚の伸び縮みが悪くなる影響で風邪ひくこともあるそうで、熱出せば日焼けした肌が白くなってくるそうですよ～体ってすごいですね♪風邪も上手く利用したら、美容と健康にとってもいいんですよ♪

もし、風邪を引かれた場合はアメブロ「流れるまんま」の「風邪（インフルエンザも含む） を引いたときの整体的過ごし方」をご覧ください。

コロナも整体的に観れば、インフルエンザ以下のいつもの風邪以上の呼吸器系の風邪扱いなので、経過の仕方は風邪と全く同じです。

しかし風邪みたいなものだからといって油断はいけせんので一息四脈はしっかり見つつ、上手に経過させてくださいね。不安な方はご相談くださいね。

今回も長々しく書いてしまいましたが、移り変わろうとする季節を積極的に利用し、汗とうまくお付き合いしてこの夏を爽やかに過ごしながら次の季節に備えていただければと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m