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# 【活動報告】#1.IFMSA講演会

はじめに

こんにちは。いつもUniTreatの活動を応援していただき誠にありがとうございます。UniTreat代表の津村佳希です。

経緯

少し前のことになりますが、国際医学生連盟(IFMSA)の日本総会にて講演する機会をいただきましたので、その活動報告をさせていただきます。

今回は学生団体に向けての医療DX講演に行ってきました。学生団体の名前は、国際医学生連盟 (International Federation of Medical Students’ Associations以下、IFMSA)です。

私、UniTreat代表の津村が医学生の頃にIFMSAに所属し、様々な活動を通して関わってきたこともあり、この度OB講演の枠でご招待いただきました。


<IFMSAについて>

IFMSAは第2次世界大戦後の1951年にヨーロッパで設立され、現在は本部をデンマークに置いています。WHO (世界保健機関)、WMA (世界医師会)をはじめとする様々な国際機関と公式な関係を結んでいる、唯一の医学生団体です。IFMSA本部の代表は様々な会議に招かれ、世界中の医学生を代表して発言しています。2023年3月時点で、140の国と地域が加盟し、130万人以上の医学生が参加しています。

1961年にIFMSAに加盟した日本支部は、2000年頃に体制を一新し、団体名をIFMSA-Japanとして現在に至ります。全国の医学部・医科大学のESSや医療系サークルなどの団体会員、および個人会員によって構成されています。団体会員50校(2023年4月現在)、個人会員数約430名(2022年度実績)が参加しており、およそ400名がStaffとして活動しています。また、IFMSA-Japan 無料メーリングリストには4000人弱が登録しています。

※IFMSA-Japan公式ホームページより https://ifmsa.jp/


講演会概要

日時:2023年11月3日-11月5日

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター

〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3−1

形式:対面

対象:大学/短期大学/専門学校/大学院に属する学生(学部学科は不問)

詳細:National General Assembly / NGA 日本総会

日本総会は1年に1度、日本全国から医療系学生が約300人以上集まるIFMSA-Japan最大規模のイベントです。IFMSAに加盟している国や地域が自国や自地域の中で開くため、National General Assembly(通称: NGA)という名前で知られています。日本での開催、つまりIFMSAの日本支部であるIFMSA-Japanが主催するNGAは日本総会とも呼ばれています。

コロナ禍で対面開催ができておらず、実に4年ぶりの対面開催となるこの機会に、UniTreat代表及びIFMSAのOBとして呼んでいただきました。

講演依頼内容は、医学生の頃にIFMSAで経験したことや、医師となった後に趣味で活動しているDJのこと、そしてUniTreatを創設してからの医療DX推進活動についてでした。

津村が学生の頃、IFMSAでは、国内、海外の医療系学生とボランティアや留学支援などで連携して活動してきました。2度の世界総会General Assembly(通称: GA)の日本代表団としてカナダとタンザニア出張を経験したほか、インド医療ボランティア派遣チーム代表、日本総会(NGA)副運営委員長、IFMSA九州支部代表としても活動させていただきました。

学び

今回、沢山の医療系学生のみなさんと対面で医療DXについて率直にディスカッションすることができました。医療DXがこれからの医療現場にさらに必要となってくること、医療現場にいる一人一人が医療DXの概念を理解して推進していく必要があること。それぞれが小さなことから医療DXを推進していくことができること、などをお伝えしました。

具体的には、現行の医療現場で実際に働いてみて感じた医療DXの必要性を図解しながらご説明し、その中でUniTreatを創設するに至った理由とUniTreatのMVVを共有しました。


【UniTreatのMVV】

〇Mission

医療DXの推進により、医療の質と効率を高める

〇Vision

誰もが必要な医療情報を容易に取得し、適切な意思決定ができる世界へ

〇Value

アクセシビリティ、情報の統合、誰ひとり取り残さないDX


医療DX推進の話だけでなく、オンラインでの組織の運営の仕方はIFMSAと共通するものがあり、IFMSAの学生さんたちからはオンライン上の組織運営のノウハウなどの質問もいただき、UniTreatで活用しているルールやツールを惜しみなくお伝えしました。

また津村の私生活に関するご質問もいただき、仕事とDJ活動の両立や、英語をどのようにしたら話せるようになるか、などのご質問もいただきました。

やはり、失敗を恐れずにやってみる、という所に着地し、何かをしてみたいと思ったら目的とプロセスを自分の中で明確にできたらチャレンジしてみることの大切さをお伝えしました。そして自分自身で後戻りできない場に身を置いてみて、積極的に活動をすることが結果として一番の目的達成の近道なのかもしれない、とお伝えしてきました。

結び

IFMSA-Japanの皆様、この度は貴重なご講演の機会を賜り誠にありがとうございました。

今回の講演をきっかけにUniTreatのメンバーに新たに6名の学生さんが加わってくださいました。UniTreatの運営を代表として行う中で、特に意識していることは、メンバーが立場や職柄、上下関係、先輩後輩などのしがらみに縛られず、自由に議論、活動できる場所を提供することです。現在メンバーは合計20人で、学生から社会人まで自由な形で参加可能です。

参加においての義務はなく、自分のチームやセミナーを持ち積極的に活動するメンバーもいれば、他のメンバーが発信する情報や内部セミナーで勉強をするメンバー、ひとまずフラットな関係で議論のみしたいメンバーなどそれぞれ自分にあった関わり方をしてくれています。

【UniTreatのMVV】を達成するため、現在UniTreatでは、学会やセミナー講演などで医療DXに関するホットな話題を講演したり、行政の動きをキャッチアップしつつUniTreat内でも最新で正確な情報共有のための内部勉強会を開いたりしています。それだけでなく、実際に病院長や教授などの意思決定者層のみなさまや、行政の方々ともコラボレーションしつつ、大分県だけでなく様々な場所での医療DX推進活動を展開しています。大きな範囲で考えることも大切ですが、Think Globally Act Locallyの精神で、各メンバーが所属する病院や大学などで、例えば「紙アンケート→Excel手打ち」を「Googleフォーム」にする、当直オンコール表作成を「各自のメールで希望日提出→医局長がExcelで手打ち」を「Googleフォーム+スプレッドシートで半自動化」などの、小さな草の根的デジタル化を通じて、より高次のDXへ興味を持ってもらえるような地道な活動も進めております。

我々はいつでも扉を開けております。いつでも、noteの【UniTreat公式SNS & Contact 】からお気軽にお問い合わせください。


講演にて

最後までお読みいただきありがとうございました。

UniTreat代表 津村


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