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カサ・ミラ

ガウディの代表的な建築物の一つであるカサ・ミラ、カサ・ぺドレラ(採石場の意味)という通称もあります。
1912年にグラシア通りに完成しました。グラシア通りには一流ブランドの
店舗が建ち並び、当時から瀟洒な雰囲気があったようです。
カサ・バトリョも同じグラシア通りにあります。

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巨大な岩塊や砂丘を思わせる躍動感のある建物で、角地にあるので、
さらに目を引きます。

柱と梁で創られた構造で空間を自由に配分できるようになっており、
その構造はル・コルビュジェのサヴォア邸で参考にしたとも云われています。

入口には鉄とガラスを組み合わせた門があり、ファサードのバルコニー手摺と同様に波のようなイメージの有機的なフォルムになっています。

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光と影のコントラストも計算され、門の下の方は割れにくいように小さいガラスで、上部は採光のために大きながらすという、防犯・機能面にも優れたデザインです。

この建物の用途は賃貸住宅で、現在も居住者が居ます。
観光客は入口から中庭に入り、エレベーターで居住スペースを通過して
上階に向かいます。

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2階・中2階がオーナー宅、3階から6階までが賃貸住宅で、居住していない住宅の内部が見学できます。

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特に知られているのが、屋上・屋根裏のスペースで、煙突や換気塔、階段出口などをオブジェに仕上げています。

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賃貸住宅の屋上がテーマパークのような雰囲気になってます。

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階段やアップダウンもあるので、運動にもなります。

楽しい世界遺産です。



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