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サグラダファミリア

バルセロナで一番有名な建築物といえば、サグラダファミリアです。

1882年3月19日に起工式が行われ、当初はフランシスコ・デル・ビリャールの設計でネオゴシック様式の設計で工事が始まりましたが、
翌年に辞任したので、アントニ・ガウディ(当時31歳)が引継ぎました。
当初の設計から大幅なデザイン変更がされ、自然をモチーフにしたデザインになりました。

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見上げると森の中にいるような感覚になります。
自然をモチーフにしていると事前情報がなくても、伝わってくる感じです。

サグラダファミリアの教会全体の面積は4500㎡もあり、サッカーコートが
入るくらいの大きさ。馴染みのある坪数にすると、1361坪
UNITEHOUSE3060(延床36坪)が75棟も教会の中に建ってしまいます。

建築的なところでは、柱の間隔は7.5Mモジュールになっていて
全体のプロポーションは1:2/3:1/2=90M:60M:45Mを
基準にしているようで、日本の尺モジュールの割合に近いかもしれません。
ユニテハウスの3060も縦横の比率が30:60=1/2:1ですので
サグラダファミリアと同じ、バランスの取れたプロポーションと言えます。

高さ170Mもの石積の建築物ですので、構造についても重要です。
ガウディはフニクラアーチという、糸に重りを下げて自然に下がる形状の
アーチを逆さにすることで荷重に無理がないように計算しているそうです。

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教会内の採光は直接光ではなく、森の木々の葉の間から光が差し込むような
設計になっており、自然の調和が感じられる明るさになっています。
神秘的で吸い込まれるような柔らかい光に包まれます。
ガウディが考案した散光器(金属ネットでできたちょうちんのようなもの)が間接的な光にしているそうです。

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ご存知の通りまだ完成していません。
完成すると、ドイツのケルン大聖堂(1248年-1880年建築)の
157Mを越えて170Mと、一番高い宗教建築物になるようです。
ケルンの大聖堂も600年くらいかかって完成していますね。

サグラダファミリアはガウディ没後100年の記念の年、
2026年完成の予定でしたが、コロナの影響で遅れそうです。
サグラダファミリアの入場料を建築費としていたので、
収入減で建設費用が賄えないようです。
あと5年というところまできたので、もうちょっとですね。

入場料が建築費用になっているという事は、何度も見に行っている私は
少額ですが、スポンサーでもある訳で、完成が待ち遠しいです。

皆さんもスポンサーになってみてはいかがでしょうか。

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