協力とは、実際は、互いには別のことをすること。

協力というと、なにやら、1つのものを2人で運ぶような作業を思い浮かべる。
しかし、実際の現場では協力してやるという場合、それぞれ別の役割を実行し、その結果が組み合わさることで、全体としての成果を発揮するような形をとる。

つまり、それぞれの人が別々の作業をすることで、結果的に協力しているということが起こるのである。

まあ、こんなのは言葉遊びとも思えるが、しかし頭の固い人には、こうやって書いてあげることも必要かもしれないない。

同じように、「競争」と言った場合も、1つのものを争うイメージだが、実際のところは、それぞれが、さまざまな対象に狙いをさだめることで、全体的に多様な状態を作り出しているといったことがある。
競争により、すみわけができて、結果多用になるといった感じだ。

なので、言葉それが、一見表しているようなイメージも、よくよく考えてみると、なんだか反対のことが実際は起きていたりするのである。

さて、「協力してこのプロジェクトをやろう」と呼びかけた場合、それは、「同じ作業を複数人でやること」をいっているのか、「それぞれが別の作業をやってその成果を組み合わせてやること」をいっているのか、

どっちか、わかりやすくしたほうがいい。違う話だからだ。

もし、協力的でない人がいるとしても、それは、自分の作業に協力的ではないだけで、プロジェクト全体からみたときは、協力的なのかもしれないのである。