ゲームの何が無駄って、ゲーム内の設定を記憶することが無駄。

ゲームをすると、ゲーム内のキャラとかアイテムとか、ストーリーとか、膨大な量の情報を読んだり、覚えたり、活用したりすることになるが、

それらは、ゲーム設計者が作った、ゲーム内だけで通用する架空のものなのだが、

おそらく、人間の脳は、現実のことを記憶するように、もともとは設計されているはずなので、そういった、架空の世界の設定を記憶するためにあるのではないと思う。

なので、ゲーム内情報を記憶するということは、それは無限にできるわけではなく、それらは、何か、他の情報の記憶とトレードオフが起きているはずである。

特に、子供の時に長時間ゲーム内世界と触れ合えば、それらを強く記憶することになるだろう。

例えば、マイクラの場合は、マイクラの世界の設定が、たくさんある。
アイテムの種類や効果や、その世界の振る舞い。
それは、膨大な量であるのだから、それらの記憶が、現実での記憶容量をジャマすることはありえることだろう。

もちろん、別の他の趣味でも、おなじように、いろんな道具があったり、さまざまな情報があるが、
問題は、ビデオゲームの場合は、その情報は、それ以外でほぼ役に立たたないことだ。
普通の趣味なら、その物理的、化学的なふるまいは、共通している。

魚釣りをしていても、ゴルフをしていても、同じような物理世界の振る舞いの中でやっているので、共通の経験が使える。

ところが、マイクラのレッドストーン回路のように、現実で、何かをつなげても、何も起きないし。空中にブロックを置くこともできない。
これらは、ビデオゲームの設計のなかで可能になっているだけで、それ以外では役に立たない。

同じように、他のビデオゲームソフトでは、また別の世界設定や情報があり、ビデオゲームごとに、それらがあるということになっている。

僕は、ドラクエの呪文、FFの呪文、テイルズの技、たくさんのRPGのストーリーの経験。その他膨大な量のそれぞれのゲームの操作方法や、そのゲームごとの世界の振る舞いをおそらく、経験し、脳に記憶されている。

名作のゲームは、音楽も記憶している。

脳の記憶容量は無限じゃない。ビデオゲームに夢中になれば、他の現実の大事な情報とトレードオフが起きている可能性がある。