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進路のお悩み相談【②長所・短所の表現】

今回は、進路のお悩み相談の中でも特に多い面接での質問事項『長所と短所』について、考えてみましょう。頭の中をスッキリさせて、自分のことを相手に伝えていけるように準備していきましょう。
まずは、なぜこのような質問をするのかを考えてみましょう。
🔸自分のことを客観視できているか
面接官は、あなたが自分の強みや弱みを客観的に把握できているかを知りたいと感じるものです。
人間関係の構築な多くの場面において重要であり、自己分析を通じて改善点を見つけることも必要な力となります。
※長所を伸ばす場合も、短所を改善する場合も、まずは双方をしっかりと自己認識する必要があります。

🔸その人の人柄を知るため
進学先や就職先では、獲得しているスキルだけでなく、あなたの人柄や価値観にも大きく注目しています。
人生観や文化や価値観は、今後の成功の鍵であり、建学の精神や企業の目標などの理念に対してあなたがどの程度マッチしているかを総合的に判断をします。
※長所と短所を質問することで、学生の人柄や適合性を理解しています。

🔸あなたが必要な人材なのかを知るため
進学先や就職先では、長期的な人材育成や様々な成果を挙げていく実績のチームワークの強化を目指す場面が多く見られます。あなたの人柄がその目的、目標に適合するかは重要な評価ポイントです。ようは、相性を見極めているのです。
※長所と短所を伝える際には、具体的なエピソードを交えて説明し、進路先でどのように活かせるかを示すことが大切です。

では、実際に『長所と短所』の探し方と書き方について、具体的なアプローチと例文を紹介します。進路活動の様々なエントリーシート作成の際に参考にしてみて下さい。

🔸長所と短所の探し方
〜過去の自己分析〜
自分の人生を振り返り、過去の経験や行動を振り返りましょう。
どんな状況でどのように行動したか、その結果どうなったかを考えます。
自己分析を通じて、自分の性格や特徴を理解しましょう。自分が行ってきたことの中に必ず好きだったこと、夢中になれた瞬間などがあるはずです!

〜周りの人に聞く〜
友人や家族に自分の印象を聞いてみましょう。
他人の視点から見た自分の特徴を知ることができます。また、友人や家族の前で見せている姿があなたの全てではない場合は、同じチームやプロジェクトなどの仲間たちからの視点での印象も大切だと言えるでしょう。

〜診断結果を活用〜
心理テストやキャリア診断を受けてみると、自分の長所や短所が明確になることがあります。どうしても悩んだ時には、〇〇診断も試してみるのは良い機会となるでしょう。

🔸長所と短所の書き方
基本構成
①結論から伝える
最初に自分の長所や短所を端的に述べましょう。
その後、具体的なエピソードや経験を説明します。

②具体的なエピソードを説明する
長所を裏付ける具体的なエピソードを挙げましょう。
過去の経験や成功体験を具体的に説明することで、信憑性を高めます。また、質問をされた際にも実績がある内容は、しっかり話を返すことができます。

③入学後、入社後にどう活かすか説明する
長所を活かす方法や、短所を改善するための取り組みを述べましょう。

⚠️注意点
長所と短所は1つずつに絞りましょう。
短所は長所に置き換えられるものを選びましょう。
学部や職種に合った内容を選ぶことも大切です。

🔸例文
長所: 行動力がある
具体的なエピソード: 学生時代に学級委員を務め、クラスのイベントを計画・運営した経験があります。
入学・入社後の活用: プロジェクトリーダーとしてチームをまとめ、効率的に進めることができます。

短所: 注意力が散漫になる
具体的な対策: タスク管理アプリを活用して予定を整理し、集中力を高めるよう心がけています。
長所と短所を適切に伝え、自己分析を深めましょう。
※短所では、場、場合、時があります。という表現にすることで、更に印象は好印象となるでしょう。

ゆにぞん日和

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