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僕が大学サッカーをやる理由 小林粋

皆さんこんにちは。
初めまして。
東洋大学体育会サッカー部4年小林粋です。


「前十字靱帯損傷 復帰まで6ヶ月~9ヶ月」
サッカー選手でいる間は絶対に避けたい怪我だった。
中学3年生、高校1年生、2年生、そして大学3年生というタイミングで怪我。
大事な時期のサッカー人生をグラウンドの外から怪我人として過ごす日々。

こんな大怪我を4回もしたらサッカー選手を辞める選択肢やタイミングは、今までの22年間の人生でたくさんあっただろう。きっと側から見れば「可哀想な奴だな」「まだそれでもサッカーをするの?」なんて思う人もいたと思う。

さすがに4回目の時は、「また俺が?」「なんでこのタイミング?」「なんで俺からサッカーを奪う?」なかなか現実を受け入れられずサッカー選手を引退するという決断も考えた。

でも、まだまだサッカーがやりたい。みんなとサッカーがしたい。
自分の怪我は手術をすれば何とか治る。病気でもない。ゴールの見えない苦しいリハビリを必死で頑張っている人もいる。
でもあの長く苦しい時間を乗り越えられる程の自分はいるのか。
どうしたいか。どうすればいいのか答えがわからない。。。

これから先 どんなに
痛くても、泣いても、長くても、不安でも 
どんな辛い思いをしてもまたサッカーがしたい。

そう思ったから手術をすることを決めた。

もしかしたら。。。
最初からその答えは決まっていたのかもしれない。

サッカーが本当に大好きな自分には何度大きな怪我をしてもやっぱり
諦めることなんてできなかった。ただもう一度思いっきりサッカーがしたい。

でも大学サッカーという世界に入りそれだけでは無い事に気付きました。

今回たくさんの人と話をしました。
それは何度目の怪我の時でも
大好きな仲間・ドクター・トレーナー・スタッフ・両親。
素晴らしい人たち、恵まれた環境に自分がいることができたから、この決断をして来たのだと思った。

怪我した自分に対してLINEなどでメッセージをくれたり試合の時には、自分のユニホームを一緒に連れて行ってくれているようで何だか嬉しかったり。

みんなの思いが、時々孤独に押しつぶされ下を向きそうになる自分を何度も引き戻してくれ、前へと向かせてくれる。
そして練習や試合でみんなの戦う姿を目にすると「自分も負けてられない」
「頑張ってあそこに帰るんだ」と奮い立たせてくれる。

この大学サッカーというものが熱くさせてくれるし、何より自分の力へと変わっていくことがわかる。大学の同期からの刺激はもちろんだけど、他大学で頑張っているユースの仲間たちなど頑張らせてくれる源がこの大学サッカーにはあると思う。


だから、いつまでも前を向き足を止めることが無い。

この東洋大学の同期、メンバー、スタッフ、今まで携わってくれた人たちと1日でも1時間でも多く一緒の時間を共に過ごしたい。

だから、私は大学サッカーをやめることができない。
その考えに至らなかった。


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