西村ひろゆきについて

ある人物について考察することはここ何年か身近な人間に限られているという狭い世界で生きているが、久しぶりに仕事の用途以外でネットを使用したら、西村ひろゆきさんという人が目にとまるようになった。きっとかなり有名(?)な方で、私が西村ひろゆきさんに関して概要を書くほどでもないらしいので、西村ひろゆきさんをご存知ない方はネット検索してみてください。

知り合いでもなんでもない人物を語るのは初めてなので、媒体からの観察と推測の域を出ないことを前提に書いていきます。

何故ビジネスに繋がったのかという視点で興味をもったのが最初です。匿名投稿で好き勝手書ける掲示板の管理人という立場では広告収入以外は難しいであろう、そもそも知名度が低ければ広告の収入すらも難しいと思うのは当たり前の感想です。しかし、西村ひろゆきは管理人として何十年と管理し続け、結果収入を得ることになりました。それは何故か、西村さんは場面を操ることができる能力があると考えられます。例えば、ネット上ではなく、ある日会社の会議室で6人の人間が一つの議題について盛り上がり白熱し過ぎてなんの話をしているのかわからないという状況を想像してみてください。白熱して議論しているのは何人でしょう?大体が2人です。話し合いが口論に転じてしまうのは、主張が強い少数だからです。大きな会議場という場に移ると、株式総会などがわかりやすいですが、100人、1000人の人が代表で話している人に一方的に思いを叫んだところで、始まりと終わりが見えているある意味主催者主導の聞き流し口論とも言えます。それは、崖の上でストレス解消に叫ぶのと同じ原理です。
西村さんは掲示板を書かれている言葉としてではなく、状況を把握して場面を様々な形に変化させることで管理してきたのだろうと推測しました。
今現在、西村さんはYouTube という動画配信サービスで定期的に配信していますが、動画にも状況と場面を取り入れています。
服装、変わらない背景、毎回コップに注ぐビール、投稿された質問に答える、などの固定場面。
キャッチーな議題、誰にでもわかりやすいが、少しギョッっとするような言葉回し、動画ならではの表情や仕草、ニヤニヤする、手足を大きく動かすなどの変動場面。
固定場面と、変動場面を使用し、投稿されるコメントの状況を把握して、西村ひろゆきという人物像を自らつくりだし、ありのままで生きているように演出しています。過度の演出は違和感を生み出し嫌悪感に繋がりますが、ギリギリのラインを狙っている能力の高さが素晴らしいです。
著書を読んでいませんが、確か1%の努力という題名だったと思いますが、西村ひろゆきさんという人物をベーシックインカム絡みの検索で知り、2週間ほど様々な媒体で見ましたが1%どころではないと思いました。間違いなく努力の人、120%の努力という題名にすると売れないからでしょうね。
学生時代からの友人、ユーチューバーの事務所の役員、ガジェット通信の友人、長年付き合った恋人との結婚、匿名掲示板の管理人何十年などなど、
長い年月で裏切りや離れていった人もいるでしょうが、人間関係を長く続けるというのは誰しもが感じることだと思いますが、大変なことです。当たり前のことですが、一方的な友好関係では続かないし、好かれることはないからです。西村さんの配偶者様も有名な方らしくTwitterで発言されています。西村ひろゆきさんは、私が知らなかっただけで世間では有名な方なので、発信する言葉尻や人間関係などが一部でもばれてしまいます。同じように有名な方の友人や、配偶者様が配信してるのをあまり見たことがないので驚きましたが、改めて西村さんの許容の広さと西村ひろゆきという人間を表現する演出の広さに驚きました。
現に、私が認識して2週間で浅く書けるほどですから、匿名投稿の掲示板管理人としての場面と状況を、広いネットを利用してうまく使い分ける能力は健在なんでしょう。





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