2回目のUnity1週間ゲームジャム参加で評価日の最終日投稿になってしまった5つの理由

今回、Unity1週間ゲームジャムに二回目の参加をさせていただきました。
しかしながら、最終的には本来の期限である一週間を超え、評価期間の最終日の投稿となったしまい、その上、前回のゲームをはるかに下回る平均評価を頂くという苦しい状態に陥ってしまいました。
そのような状態に陥ってしまったと考えられる5つの理由について、こちらの記事にて書かせていただきます。
今後参加を検討している方の参考になれば幸いです。
今回の記事では技術的な側面には触れていないため、
それらの点でなにか気になる点等がございましたらツイッターにてよろしくお願いいたします。

公開した作品

今回の1週間ゲームジャムのテーマは「密」でした。
前述したとおり、前回と比較して全体的に評価が低い結果となりました。

理由その1:ジャンル選択を誤った

まず、理由として挙げられるのは制作するジャンルの選択の誤りです。
今回作成したゲームはジャンルとしてはRTS(リアルタイムストラテジー)と一般的に呼ばれるものです。

今回、ゲームを開発する上で大きく参考にさせていただいたのは、かのマインクラフト作者でもあるNotch氏が過去に参加したゲームジャムで作成したBreaking the Towerというゲームでした。
短期間のゲームジャムで作成されたものであるため、自分も1週間で開発できるのではないかと考えて作成し始めました。
しかし、わたしはスーパーマンではありませんでした。

RTSというジャンルは、何よりもバランス調整が面白さに直結します。
当該ジャンルの実際の制作経験も無くプレイヤー目線でも当該ジャンルに精通しているわけでもなかったため、バランス調整に大きく時間を割くこととなってしまいました。

理由その2:ネタかぶりを恐れすぎた

今回は2回目の参加であったこともあり、ツイッターの#unity1weekにて他の方の開発状況をチェックしていました。

そこで、自分と同じハチを題材にしている方が多くいることに気が付きました。そこから数日、ハチのまま進めるか悩み続けたまま開発を行う状態に陥りました。
常に自分が作っているものを疑いながらの開発は、ただただ作業効率を下げるだけで何の益もありませんでした。

理由その3:こだわりすぎた

前回の記事に書いたように、素材集めに失敗してしまったこともあって今回は事前に使えそうな素材をチェックしておきました。

しかしながら、最終的に音素材以外は全部自作となりました。今回自分の表現したいものと合致する素材が見当たらなかったためです。
画像素材作成にかかった期間だけ換算しても数日分に相当する作業量となってしまいました。
自分の中のイメージで作成されたものに対する強いこだわりが自分自身の首を絞めることになりました。

理由その4:新しいものに挑戦しすぎた

今回、ただ作成するだけでなく新たなアセット等の知見も得ておきたいという考えのもと、以下のアセットに新規に手を出しました

A* Pathfinding Project
DOTween
UniTask
・Arbor3

数が多すぎました。

これらを利用することで得られる作業効率を学習コストが上回る事態を招いてしまいました。
また、これらのアセットを複合利用することで発生する気が付きにくいバグへの対応にかなりの時間を割くことになってしまいました。

理由5:前回の自分を超えるための焦り

すべての大本はここから来ていると言っても過言ではありません。

前回作成したゲームは、考えた要素が絶妙にうまくマッチしたこともあり、初回参加にして斬新さ5位、総合30位を獲得することができました。

だからこそ、今回はそれを何が何でも越えなければなりませんでした。

ゲーム開発を進めていく中で、今回のものは本当に前回よりも優れているのかを疑うことに囚われ続けたままの開発でした。
楽しんで開発する余裕はひとつもありませんでした。
自分のアイデアを信じられずに実装しては覆し、実装しては覆しの無茶苦茶な改造を何度も何度も何度も行い続けた結果、大幅な時間超過となってしまいました。

まとめ

結局のところ、人からの評価を気にしすぎて負けたということだと思います。

賞レースとして参加するのは本当に自分の技術や表現に対して絶対的な信頼を持った上で臨まなければただただ苦しむだけです。
次回以降参加する方には成績関係なく楽しんで作れる気持ちで挑戦するなどの評価以外の別の目的を持った上で参加することをオススメします。

今回公開したゲームの今後について

今回公開したゲームは、実際のところ完成には至っておりません
また、最終的にはモバイル端末で対戦ゲームとして移植することを考えております。

そのため、Unityroom上で継続的なアップデートを行い、対戦バランス・ゲームUI・タロット能力等の調整を続けます

どうかよろしければプレイしていただいて、ご意見等のフィードバックを頂けますと参考になります。
気になるところ、問題点についてはぜひともコメントのほどよろしくお願いいたします。
議論しましょう。

今後の自分について

現在、自分は求職中の職無し状態にあります。
過去には某企業にて業務委託の形で社内研究開発部門にて仕事をさせていただいておりました。
その際の業務にはC++を使用しておりました。
現在はリモートでの仕事等が行いやすいと考えられるモバイル開発向けにUnity+C#をメインで学習しております。
もし、何かリモートで関われるゲーム開発に関わる仕事のお話等がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
もし、ご連絡等ございましたらツイッターの方で頂けると幸いです。

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