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09 月に磨く

01 居待ち月
08 幻月

「レジーナおばちゃん、オットーさんの所からパン買ってきたの」
 赤いマフラーをしたリーザが頬を赤くして、レジーナが営む宿屋のドアベルを鳴らして元気良く入ってきた。大急ぎで走ってきたのだろうか、リーザははぁはぁと肩で息をしている。
「おかえり、リーザ。そんな走らなくてもゆっくりで良かったのに」
「だって早く帰ってニコラスさんからお話聞きたかったんだもん」
 レジーナはクスクスと笑いながらリーザに暖かいミルクを渡した。その一途な姿は自分が忘れていた何かを思い出させるようで何だか微笑ましい。
 リーザは最近この村にやってきてここに泊まっている旅人のニコラスに懐いているようで、よく話を聞きに行ったりしてはそのまま眠り込んでしまったりしている。それを申し訳なく思う一方で、久々に子供らしく大人に甘えるリーザを見るのがレジーナは少し嬉しい。
「レジーナおばちゃん、あと何かお手伝いすることない?」
 リーザがそれを言うのと同時に入り口のドアベルがカランと音を立てた。
「そうだねぇ……おや、ヴァルター。いらっしゃい」
「ああレジーナ、久しぶりだな」
 ヴァルターはリーザの方をチラリと見ただけでそのままカウンター席に座った。リーザは緊張した面持ちでぺこりとお辞儀をする。
「村長さん、こんにちは」
「やあリーザ、元気かい」
「はい……」
 嫌な空気だ。レジーナはそう思った。リーザはヴァルターのことが苦手だし、ヴァルターがリーザに余所余所しいのには理由がある。だがそれはリーザ自身のせいではないのだが、子供ながらにそれを敏感に感じ取っているのがまずい。
「リーザ、ちょっと水くみをしに行ってくれないかい?」
 レジーナが助け船を出したその瞬間だった。客室から出てきたニコラスが軽く会釈をしてリーザの側にやってきた。相変わらずこの客は部屋の中でも帽子を取らない。
「私にも手伝わせてくれないか? この寒さに子供が一人で水くみするのは辛そうだ」
「ニコラスさん、リーザ一人でも大丈夫だよ。毎日お手伝いしてるし」
「いや、私が勝手に手伝いたいんだ。レジーナ、いいか?」
 その言葉にレジーナは軽く溜息をつく。水くみは半ばリーザを助けるための口実で、そこにニコラスが割って入ってくるとは思っていなかったのだ。全く今日はタイミングの悪い日だ。
「じゃあ二人にお願いするかね。井戸から裏の水瓶に水をくむだけでいいんだ。終わったらそれでいいから」
「はーい、じゃあ行ってくるね」
 パタパタと走っていくリーザと会釈をして去っていくニコラスを、ヴァルターは不機嫌そうな顔で見つめていた。レジーナはカウンターに熱いコーヒーを置く。
「ヴァルター、あんた何考えてるんだい? そんなおっかない顔してたらリーザがますます怯えるじゃないか。ユーディットの事とあの子とは関係ないんだよ……まったくいつまで経っても頑固なんだから」
 ユーディット、という名前を聞いた途端、ヴァルターはカウンターで頭を抱えた。レジーナもその様子を見て溜息をつく。
「分かってる、分かっているんだ。だが、リーザが余所者と仲良くしているのを見ると、どうしてもあの事を思い出す」
「リーザはユーディットじゃない、リーザはリーザさ。それにもしあの子がこの村を出ることを選んだとしても、それはあたし達に止められないさ」
 カチャ、と食器の音だけが広いフロアに響き渡った。

 あれはまだレジーナ達がオットーやカタリナぐらいの歳だった頃だ。
 ヴァルターの妹であるユーディットはレジーナの親友だった。
「レジーナは兄さんと結婚すればいいわ。そうしたら私達姉妹になれるのに」
 そんな事を言いながら鈴が転がるような声で笑う彼女の面影が目に浮かぶ。長く真っ直ぐ伸びた金の髪と青い瞳が印象的な美しい容貌。ユーディットは物静かでおとなしくレジーナとは正反対の性格だったが、だからこそ二人は上手く行っていたのかも知れない。
「バカ言わないで頂戴。あたしはヴァルターと結婚する気はないし、それにいつかこの村を出て行くんだから」
「ふふ……じゃあレジーナが街へ出たら絶対私に手紙を書いてちょうだいね。私はこの村から出るつもりはないから」
 きっとそうやって二人の友情はずっと続いていくものだと思っていた。時に喧嘩をすることもあったが、大抵レジーナの方が先に折れユーディットに謝るという不思議なバランスのつき合いだった。
 そのバランスが崩れたのは村にやってきたハインツという男のせいだった。彼はジプシーのように村から村へと旅をしている者で、ここにやってきてしばらく滞在していたのだ。
「珍しいね、あたし達の村に旅人が長逗留するなんて」
「でも楽しいわ。それに色々遠くの街の話が聞けるかもしれないじゃない」
 レジーナは特に彼のことはどうとも思わなかった。ただ光の加減で時折赤く見える瞳がおとぎ話で聞いた人狼のようで恐ろしく、特に話をした記憶もない。
 だがユーディットはレジーナとは違い、ハインツに本気で恋をしたのだ。
 早くして両親を亡くし兄妹二人で暮らしていたヴァルターがそれを許すはずもなく、喧嘩をして泣きながらレジーナの所に駆け込んでくるユーディットを部屋に泊めたこともしばしばだった。
「ユーディット、気持ちは分かるけど冷静になった方がいいんじゃないかい? ヴァルターはあんたの事を本気で心配してるんだよ」
 レジーナの言葉にユーディットは首を横に振る。
「ごめんなさい、レジーナ。それは分かってるの。でも、本気で好きなの……離れたくない」
「じゃあ、ハインツにこのままずっとこの村にいてもらえばいいじゃないか。だったらいくら頑固なヴァルターだって、そのうち許してくれるさ」
「だめ。彼は一カ所にとどまる事は出来ない」
「どうして?」
 ユーディットは無言で首を横に振った。それは「言えない」という頑なな意志を表している。レジーナは溜息をついた。ユーディットは見かけは儚そうだが、意外と芯が強く考えを曲げない所があったのだ。
「あたしは、あんたが幸せになれるならそれでいいんだよ。でも正直あたしは怖いんだ。ハインツのあの赤い目が…」
 レジーナがそう言うと、ユーディットは今まで見たこともないような妖艶な表情でレジーナに微笑んだ。その微笑みは今でもレジーナの脳裏に焼き付いて離れない。
「私はあの目に惹かれたの。あの赤い瞳に……」
 そして決定的に二人の道が分かれる日がやってきた。
 ある満月の真夜中、レジーナの部屋の窓をそっと叩く音がし、おそるおそる窓を開けるとそこには小さなトランクを持ったユーディットが立っていた。
 月光に照らされた金の髪と青い瞳が今にも儚く消えそうに微笑む。
「レジーナ。私、彼と行くことに決めたわ」
 ザワッと風が鳴り、ユーディットの金の髪をなびかせた。
「ヴァルターは知ってるのかい?」
「ううん、書き置きだけして内緒で出てきたわ……言ってもきっと反対されるだけだから。私も兄さんも頑固だからお互い譲り合えそうにないもの」
 道の先にハインツが立ってこっちをじっと見ていた。その目はまるで自分を射抜くようで、やっぱりレジーナは恐ろしく感じる。
「……手紙、書くわ」
「待ってるよ。幸せにね」
 お互いの視界が涙で歪む。一体あの時の自分はどういう気持ちだったのだろう……悲しいのか、ハインツにユーディットを取られたかのように感じたのか分からない。
 ユーディットが背を向けた。そしてそのまま長い影を引きずりながら小走りに走っていく。
 その小さくなっていく姿をレジーナはずっとずっと見送っていた。

「……あたしはあの時どうしたらよかったのかね? 無理矢理にでも引き留めるべきだったのか、あんたに知らせに行くべきだったのか。今でも答えが出ないんだよ」
 レジーナはカウンター内の椅子に座ってそう呟く。ヴァルターはコーヒーを一口飲んで大きく溜息をついた。
「分からん。私だってユーディットを祝福してやりたかったさ。だが、あの男は余所者で、私から見て幸せから縁遠そうに見えた。なあレジーナ、私は間違っていたのか?」
「さあね。人間なんて間違いながら生きて行くもんさ……コーヒーのお代わりはどうだい? あたしもつきあうよ」
「もらおうか……アイリッシュコーヒーにしてくれ」
「はいはい、そう言えばあんたは若い頃からアイリッシュコーヒーが好きだったね。今までそんなことも忘れていたよ」
 外からはリーザの楽しそうなはしゃぎ声が聞こえる。
 レジーナはそれを耳にしながらコーヒーを丁寧に入れ始めた。

 結局その後レジーナは村を出ることはなかった。村を出ればユーディットからの手紙が受け取れなくなると思ったからだ。それと同時に結婚という言葉からも遠ざかった。
 自分にはあんな恋は絶対に出来ない。
 全てを捨てて相手についていくことなど出来るわけがない。
 何人かから結婚を申し込まれたりもしたが、あの夜のユーディットを思うとたやすく恋などする資格は自分にはないと感じてしまい、すべての話を断り一人で生きることを決めた。
 だがその代わりに酒場兼宿屋を営むことにした。いつでもここに泊まれるようにしておけば、ユーディット達もきっと帰ってきやすいだろう。それに酒場で賑やかにしていれば、少しは寂しさを紛らわすことも出来る。
 ユーディットはあちこちから手紙を送ってきた。ハインツと仲良く旅をしているようで、こっちから手紙を出すことは出来なかったが、幸せそうだというのは文面から充分に感じられた。しかしその手紙も年が経つにつれ月に二回が二月に一回になり、半年に一回になり、やがて来なくなった。
 そして二年前のある日……。
「いらっしゃい。泊まりかい?」
 レジーナの営む宿に小さな女の子連れの女性客がやってきた。母親はボンネットで顔を隠していてどんな顔かよく見えない。その客はレジーナの前まで歩み寄ると、ボンネットを外し顔を見せた。
「レジーナ……久しぶりね。誰だか分かる?」
「ユーディット?!」
 それは十六年振りに会った親友の姿だった。苦労してきたのだろうか、少しやつれたようにも見えるが、その愁いを帯びた表情はユーディットの美しさを引き立てこそするが離れていた年月を全く感じさせない。長く美しい金髪も、吸い込まれそうなほど青い瞳も別れたときそのままだ。
「ちょっと待ってな、部屋はいくらでもあるからそこでゆっくり話そうじゃないか……パメラ、ちょっといいかい?」
 レジーナの呼びかけに、お茶を飲みながら本を読んでいたパメラと呼ばれた娘が立ち上がる。
「どうしたの、レジーナ。大事なお客様?」
「そうなんだ、あたしの古い親友でね。すまないけどしばらくカウンターを頼めるかい? ちょっといろいろと話がしたいんだよ」
「いいわよ、お嬢ちゃんもこっちでお姉ちゃんと遊ぼうか。名前は何て言うの?」
 パメラが少女の目線に屈むと、少女はおずおずと恥ずかしそうに「リーザ」と一言だけ言った。パメラはそれににっこりと微笑む。
「じゃ、お姉ちゃんと一緒にお菓子でも作りましょ。いいかしら、レジーナ?」
「ああ。そこにある物は好きに使っておくれ」
 パメラはリーザに向かって右手を差し出した。リーザがその手をそっと握る。
「私はパメラって言うの。パメラお姉ちゃんって呼んでね」
「うん、パメラお姉ちゃん」
 カウンターの中に入っていく二人の少女を見送りながら、レジーナとユーディットは空き部屋に入っていった。

「急にごめんなさい」
「いいんだよ、それにここはあんたの故郷じゃないか、何を遠慮することがあるんだい?」
 レジーナはユーディットに温かい紅茶を勧めた。ユーディットはカップを持ちながら窓の外を見る。
「何だか長い間に、ずいぶん寂れちゃったのね」
「ああ、二年前に悪い病が流行ってね……それでたくさん死んだんだよ。村としてなんとかギリギリでやってるさ」
 病で人が大勢亡くなったせいで、ここは村というより集落のようになっている。それでもやっていけるのはその時に世話になった行商人のおかげや、残った村人達が頑張っている為だろう。それが今の村の希望だ。
「兄さんは元気なのかしら?」
 心配そうな表情をするユーディットにレジーナはふっと微笑んだ。
「安心しな。奥さんは残念ながら亡くなったけど、ヴァルターとその娘のパメラは元気にやってるよ。それにヴァルターも今じゃ村長だ」
 パメラという名前を聞いてユーディットはティーカップを見つめながら誰ともなしにこう呟く。
「そう、さっきの女の子が私の姪なのね。元気そうで、良かった」
 しばしの沈黙。
 レジーナも聞きたいことがいっぱいあったのだが、何だかユーディットの顔を見たら何も言えなくなってしまった。今までどうしていたとか、娘はいくつとか、ハインツとはどうなったとか、なにか聞いてはいけない年月の壁の様なものがレジーナの前に立ちはだかる。
 ユーディットはそれを察したのか、紅茶を一口飲んだ後溜息をつくようにこう切り出した。
「ハインツは、リーザが二歳の時に死んでしまったの。運が悪かったのね。ちょっとしたアクシデントであっさり逝ってしまったわ。それからはリーザと二人であちこち回ってたの。本当はもっと早く帰ってきたかったんだけど」
「そうかい、あんたも苦労してきたんだね」
 レジーナの言葉にユーディットは首を振った。
「でも楽しかったわ。私後悔はしていないし、彼のことをまだ愛しているもの」
 何て彼女は強いのだろう。そうレジーナは思った。
 愛する者が死しても、なおその想いは残り続けている。自分が同じように恋をしたとして、相手が死んでもユーディットのように「楽しかった」と言えるだろうか。たぶん、きっと自分にはそんなことは言えないだろう。
 レジーナは話題を切り替えることにした。このまま苦い思い出をほじくり返すようなことはしたくない。少しでも彼女の憂いを和らげたい。
「それはそれとして、ずっとここにいられるんだろう? 住む家ならいくらでも世話するし、人はちょっと少なくなっちまったけどここはあんたの故郷なんだから、ずっといて構わないんだよ」
 だがユーディットの答えは意外なものだった。
「ごめんなさい、レジーナ。私、あなたに頼み事があってやってきたの……しばらくリーザをここで預かってくれないかしら?」
「えっ? ちょっと待ってユーディット。あんたここに帰ってきた訳じゃないのかい?」
 ユーディットと青い瞳から涙が落ちた。突然の事にレジーナは何も言えずに狼狽えている。
「私、ハインツの最期の願いを聞き遂げてあげるために行かなきゃならない。でもそれにリーザを巻き込みたくない……あなたしか頼める人がいないの、レジーナ」
 本当にユーディットはハインツを愛しているのだなとレジーナは溜息をつく。
 別に自分の子供であるリーザを愛していないわけではないだろう。着ている服や綺麗に結ばれた髪を見てもリーザへの愛情を感じる。だが、それ以上にハインツへの愛が上回っているのだ。そしてユーディットは一度言ったことは決して曲げようとしない。
 きっとここに来るのも相当覚悟をしてきたのだろう。『もっと早く帰ってきたかった』という言葉からそれは充分に感じ取れる。
 レジーナは天を仰いだ。
「ユーディット……ヴァルターの所に行くのはどうだい? そこならパメラもいるからリーザにとってもいいと思うんだけど」
「ダメよ。兄さんは私がリーザを置いていくことを許さないだろうし、もし置いていけたとしてもハインツの血が混じっているあの子を、兄さんが愛せるとは思えない」
「…………」
「お願い、レジーナ」
 ユーディットはもう涙を流していなかった。涙で潤んだ青く真っ直ぐな瞳がじっとレジーナを見ている。それを見てレジーナは何故かハインツの赤い瞳を思い出していた。
 自分を射抜くような真っ直ぐな瞳……。
「あたしは結婚もしてないし、子供も産んだことなんてない。それでもあたしに頼めるのかい?」
「あなたにしか頼めないの、レジーナ。私ずっとレジーナにはわがままばかり言ってるわね、ごめんなさい」
「謝らなくていいよ、ユーディット。でも、あんたからちゃんとリーザに話をしておくんだよ。そして、いつかちゃんと迎えに来るって約束してやりな」
「うん、ありがとう。こんなわがままな私と友達でいてくれて、本当にありがとう」
 ユーディットはポロポロと涙を零している。レジーナはその細い肩をぎゅっと抱き寄せた。
「何言ってるんだい。あたしとあんたは親友なんだから、当たり前のことだよ。あたしも約束するよ、あんたが迎えにくるまでにリーザをあんたに負けないぐらい立派なレディにしてやるさ」
 翌日の早朝、リーザが目覚める前にユーディットはまた旅立っていった。前日にパメラとリーザが作った焼き菓子をあの日と同じトランクに入れて。
 レジーナの手元に残されたのはわずかながらの金貨が入った袋と、ユーディットの面影が残るリーザだけだった。

「……なんだかんだ言っても子供はやっぱり可愛いよ。リーザも迷惑にならないように一生懸命手伝ったりしてくれるしね」
「そうか。私もいつかリーザをそう思える日が来るのだろうか」
 レジーナは空になったカップをさげながらふっと笑う。
「あんたは昔っからそうだね、考えて考えてどん詰まっていくんだ。そんな事言ってるうちにパメラやリーザだってユーディットみたいな美人になって、村から出て行くかも知れないんだ。その時に同じ事を繰り返す気かい?」
「…………」
 ヴァルターは無言で銅貨を置いて出て行った。きっとまだ彼には時間が必要なのだろう。だがそれもそう遠くないことのような気がする。
「レジーナおばちゃん、水くみ終わったのー」
 入れ違いにリーザとニコラスが入ってきた。レジーナにはその笑顔が微笑ましい。
「じゃ暖炉の前でマフラーと手袋を乾かしておいで。ニコラスも暖炉にあたってアイリッシュコーヒーでも飲んでいくといいよ。あとリーザ」
「なぁに? レジーナおばちゃん」
 きょとんとするリーザに、レジーナは満面の笑みで抱きついた。
「うわっ、どうしたの?」
「今日はリーザの好きなカボチャたっぷりのシチューだよ。あと、ニコラスばかりじゃなくて、たまにはあたしの髪も梳いておくれ。そして今日は一緒に寝てくれないかい?」
 リーザの表情がぱっと明るくなる。
「うん。綺麗に梳いてあげるね。レジーナおばちゃん大好き」
 ニコラスがその様子を微笑みながら眺めている。
 こんな幸せも悪くない……レジーナはリーザを抱きしめながらそう思った。

10 月に想ふ

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