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WereWolf BBS Story 第一部『星狩りの村』

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人狼BBSを元にした連作小説の第一部。一話ごとに登場人物と役職紹介をしつつ、人狼達の襲撃が始まる第二部へと繋がります。実験作だったので一人称、三人称が話ごとに入り交じりますがまっ…
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#小説

18 月の鏡

01 居待ち月 17 星月夜  月の出てない静かな夜だった。  その静寂を揺るがすかのように、…

うにら
3年前

17 星月夜

01 居待ち月 16 星を見るひと  この頃同じ夢をよく見る。  それは絵を描いている自分が人…

うにら
3年前
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16 星を見るひと

01 居待ち月 15 天狼星  星も凍るような寒い夜だった。  スパイスを入れたワインを暖めて…

うにら
3年前
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15 天狼星

01 居待ち月 14 月長石 「こんにちは、この宿を紹介されてやってきたのですが」  彼女がや…

うにら
3年前

14 月長石

01 居待ち月 13 月に群雲 花に風  いらっしゃいませ。  あら、ディーターさん今日は寒い…

うにら
3年前

13 月に群雲 花に風

01 居待ち月 12 星の紛れ  隣村に住むアーロイスという名の少年が村と村を隔てる川に落ち…

うにら
3年前

12 星の紛れ

01 居待ち月 11 星のささやき 幕間 待降節  あの日のことは良く覚えている。  冬から春に変わる途中で、道端のフキノトウが顔を出していたこと。  星がにじんではっきり見えなかったこと。  そして、自分の魂を売ったこと……。 「爺ちゃん、一人で留守番してて大丈夫?」  クリスマスマーケットの日、モーリッツは椅子に座りながら木のおもちゃを作っていた。  元々モーリッツはトーマスのように木を切ったり加工したりして生計を立てていたのだが歳を取ってからはその仕事をトーマスに譲

幕間 待降節

01 居待ち月 11 星のささやき  それはクリスマスも近づいた、ある午後のことだった。  忙…

うにら
3年前

11 星のささやき

01 居待ち月 10 月に想ふ  広い広い野原で、風の声を聞く。 『リーザは、今、幸せ?』  …

うにら
3年前
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10 月に想ふ

01 居待ち月 09 月に磨く 「日が暮れるのが早くなったな」  ヴァルターはレジーナの店を出…

うにら
3年前

09 月に磨く

01 居待ち月 08 幻月 「レジーナおばちゃん、オットーさんの所からパン買ってきたの」  赤…

うにら
3年前
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08 幻月

 01 居待ち月  07 月待ち月  私がその村を訪ねようと思ったのは、アルビンという行商人…

うにら
3年前
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07 月待ち月

01 居待ち月 06 月の剣  さあさあ皆様お立ち会い、今日はいい物が揃ってますよ。どうです…

うにら
3年前

06 月の剣

01 居待ち月 05 星の船  月光の下、木を彫り続ける。そうすると自分の気持ちが落ち着いてくるのが分かる。  辛いこと、苦しいこと、それを総て研ぎ澄ますと、真ん中に本当の自分が現れる。  だがそれを誰かに見せてはいけない。見せたところで何が起こるわけでもない。  だからこのまま押し殺していこう。そのために木を彫り続ける……。  冬も押し迫ったある日のことだった。トーマスの住んでいる山小屋に、ジムゾンとディーターがやってきた。  ジムゾンはこの村に派遣されてきた神父である