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同級生

タイトル:同級生

「あっ、久しぶり〜」
「えっ?あ、久しぶり…え?!もしかしてハルカ!?」

私は街中で久しぶりに同級生に会った。
もう何年ぶりか。おそらく10年ぶりぐらい?

でもハルカはほとんど容姿が変わっておらず、
会ってすぐにわかった。
「もう〜私のことちょっと忘れてたでしょ?」
「ごめんごめん!でもすぐにわかったよ」

まぁそれぐらいぶりだから仕方がない。
でも同級生との久しぶりの再会♪
私は本当に嬉しかった。そして…

(自宅)

「あ、もしかしてミナヨも心霊スポットとか動画に撮ってアップしたりしてんの??」

「ん、それ?そうなのよ〜♪やっぱり趣味は変わってないって言うかさ♪」

実は高校の時、私もハルカも
ホラーサスペンスやオカルトが好きで、
心霊スポットなんかに行って
自撮りで写真を撮ったりしていたのだ。
それをお互いに見せ合いっこして
楽しんだ時期を過ごした。

「へぇ〜〜まだやってたんだね〜こういうの♪」
「あはは♪お恥ずかしいですけど」

「恥ずかしいことなんてないわよ。実は私も♪」
そう言ってハルカも携帯動画で
自分の管理してるサイトの動画を見せてくれた。

「なぁんだ、ハルカも同じような事やってんじゃん♪」
「あははw実はそうなんです♪」

卒業してしばらく経ってからも
趣味を共有できる私たち。幸せなこと。

(夜の心霊スポット)

そしてある夜、心霊スポットへ一緒に行って、
今度はYouTube用に
ちゃんと動画を撮ってみようとなった。でも…

「う〜ん、なぁんにも無いね」
「なんかちょっと不思議な現象でも起きたらイイのにね」
動画を撮りながらその場で
確認したりしていた私たちだが、
画面には結局何にも写っておらず、
私とハルカの2人だけがずっと動画の登場人物。

そして延々撮り歩いた後、
「ん〜、もうそろそろ帰ろっかぁ」
となり、私もハルカもアパートに戻ることにした。

「今日、泊まってく?」
「あ、良い?」
ハルカの家はここからちょっと遠かったので
その夜は私のアパートに泊まることに。

「あ、ごめんちょっと待ってね」
ちょっとすると私の携帯が鳴り、友達から。

「もしもし〜」
友達「あ、今大丈夫?」
「うん大丈夫よん」

友達「よかった♪ねぇ今ハルカと居るんだけどさぁ、ウチ来ない?」
「え?誰と?」

友達「ほぅら、高校ん時一緒だったハルカよ♪今日、街で偶然会っちゃってね。昔の事とかで話はずんじゃってさ、今日私の家に泊まるって言ってきてくれてんのよ♪あーもしかして覚えてないんじゃないのぉ?」

バッと振り向くと誰も居なかった。
友達「ねぇ?ちょっとどうしたのよ?」

私はパソコンの動画を確認した。
「……ウソ」
動画の中で、私が1人で喋ってた。

動画はこちら(^^♪
【怖い】【喫茶店で上映されてる映画の感覚☕】【ドラマ小説】【ショートホラー系~心理ストーリー】同級生 classmate #心理サスペンス #人間ドラマ (youtube.com)

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