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似ているか否か。

昨夜、子どたちが自分の顔のパーツについて話をしていた。
誰に似たのかどうか。

わたしの目は誰だ、口は誰?といった感じで。

わたしはそれぞれに正直に答えていた。
離婚はしているけれど、別にだんなさんだった人の話は我が家ではタブーではない。
むしろ頻繁にでてくる。いい話ででてくるわけではないが、悪い話ででてくるわけでもない。普通にぬるっとでてくる。

「次女の目はぱぱの妹に似てるから、ぱぱの方かな。」

「そっか、ぱぱ妹美人だもんね。」

「長女の目はわたしの妹に似てるからママの方かな」

「え、、やだ、ブスじゃん」

ん?ブス?

「次女の口は?」

「口角がくるんとあがってるからぱぱだよね。」

「口気に入ってんるんだー♪」

「長女の口は?」

「んー。どっちかなー」

「あ!これは自前!誰にも似てない!自作!こどもの時にくちびる分厚くしたくて噛み締めてたらこうなった!」

ん?もはや遺伝でない。自作って。

「鼻はふたりともママだな」

「え!!!やだ!!ママの鼻でかいもん!わたしたちそんな形してない!ぶさいく!」

ひどい言い草である。一応健康体で産んだはずなのに。
成長してからこの言い草。
しかもよくよく思い返すと、わたしの方全部ブスって設定じゃないか。
最後なんてわたしへの悪口だ。

いやしかし。よくよく思い返せば、わたしたち姉妹も同じことを言っていた気がする。

こんなに細かくではないが、自分たちがどちらに似ているのかを話た時があった。

「おねんはおとんだよね。」
「わたしはかあか」

一方的である。妹というものはどうしてこうも一方的なのか。

思い出してほしい。少し前に書いたnoteに

父親は欽ちゃん、母は瓜。

と書いたはずだ。

こうなるとどちらに転んでも我が家は美人にはならない。
もはや欽ちゃん2号と瓜2号だ。(いや、欽ちゃんにも瓜にも失礼)

しかし、妹は瓜に似ていない様な気がするのだ。
顔が小さくどちらかというと丸顔だ。
それよりもわたしのほうが面長だ。。

え?瓜もわたしじゃない?

じゃあ、妹は誰に似ているのかという前に大事なことに気がついた。

わたし、欽ちゃんに似た瓜じゃん。

欽ちゃん欽ちゃんと先日から連呼しているがもちろんあの
萩本欽一様である。
恐れ多いが欽ちゃんと呼ばせていただくことにしている。勝手に。

父は欽ちゃんにとてもよく似ていた。
もう数十年会っていないので、今はどうだかわからないが
昔の写真をひっぱりだしてきても欽ちゃんにクリソツなのである。

ここで間違えのないように言っておくが、わたしは欽ちゃんが好きです。
何度仮装大賞にでようかと思ったことか。
欽ちゃんの金魚のお話まで知っているくらい好きです。

しかし、想像してみてほしい。

わたしは女性です。欽ちゃんの顔の女性、いかがですか?
どちらかというと、というかできれば確実に深津絵里様のような
透明感があり、そばかすあり、色白美人になりたかったわたしが
なぜか欽ちゃん。。あまりに違いすぎる。

どうあがいても、わたしは欽ちゃんと瓜から生まれたわけなので
深津絵里様にはなれないのだが、そんな悲しい現実を今になって
思い出さなくてもよかったのではないか。

しかしわたしもできる限り健康に産んでもらったはずだ。
昨夜はちょっと悲しかったけれどもうnoteに吐き出したからよしとしよう。

こどもたちよ。
大丈夫。君たち母よりはいいよ。かわいいよ。いいな。うらやましいよ。


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