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個人が情報を発信するとは。テクノロジーが変えていく「繋がり方」

共通の話題の見つけ方

彼女と初めて会ったのは、某チェーン店の定食屋さんだった。

マッチングアプリで知り合って、ほんの数回しかやりとりしない状態で、実際に会ってみることになった。

「趣味はありますか」
「休みの日は何をしてますか」

そんなありきたりな会話がしばらく続いていた。なんとなく話が合いそうな気がしていたけど、その糸口がつかめずモヤモヤしていた。

その後、どういう話の流れかは忘れたが、お互いのInstagramを見せ合うことになった。

すると、それから共通の話題が見つかっていき、あっという間に時間が過ぎていった。

初対面の人と口頭だけの会話では、話題は無難なものになりがち。お互いの共通点を知るには、1個ずつ質問を繰り返して探っていくしかない。それは非効率すぎる。

卒業写真のアルバムを眺めながらだと会話が弾んでいくように、Instagramの写真を見ながらだと話題はどんどん広がっていく。

その人のこれまでの行動が可視化されていて、話の引き出しが見つかりやすいから。

個人が情報を発信する意味

自分が何を考えているか他人には分からないから、知らない人と繋がるには自分のことを発信しておいた方がいい。僕はそう思います。

というのも、僕は初対面の人にいきなり心を開くのが苦手な人間でして。

それが最近、SNSだけでなくリアルの場でも「同棲のnote、読みましたよ!」などと、ちらほら声をかけてもらえることが増えた。

自分のことを1から説明する手間を省略できるので、非常にありがたい。
前提知識が共有されているので、表面的なやり取りをせずにいきなり本題に入れる。

これまでは「アウトプットは意識高い系の人がするもの」という認識だったけど、むしろ内気な人ほど情報発信に向いているのではと思う。

内向的な人の頭の中は広大な宇宙が広がっていて、思慮深かったり知識が多いと思うから。

テクノロジーの進化で変わったこと

いまや誰でも抽象的なアイデアを手軽に目に見える形で残しておけるようになった。

文字だったらTwitterやnote、
写真はInstagram、動画だとYoutubeとか。

これまでは日記を書いてもそれを世界中の人に見せる方法なんてなかった。写真を撮っても見せるのは身内や友達だけ。それが今では誰でもスマホ片手に映画監督になれる時代だ。

言葉 / 写真 / 映像など、人によって合うツールを自由に選択できる。僕は本やWebの文章を読むのが好きなので、noteを選びました。

写真や動画のように一瞬で伝わらないし、読むまでに時間がかかってしまうけれど、言葉だからこそ色んな感情を伝えられるのではと思ってます。

完璧なものより身近なもの

発信する上で、影響力のあるインフルエンサーになりたいなら、どういう風に見られるかを意識して発信する必要がある。

ただ、それでがんじがらめになって苦しむ思いをするくらいなら、好きなように表現した方が精神衛生上いいのではないかな。

綺麗じゃなくても味のある写真、誤字脱字もあるけど勢いのある長文、荒削りの編集動画でも熱い想いは伝わる人にちゃんと伝わる。

完成度が高いものより身近なものを。
僕はそういうコンテンツがみたいです。

個人が情報を発信する意味を考えてみました。僕自身もどういう人なのかnoteで書いていくつもりですし、他の人のnoteを読んで色んな方と繋がっていけたらなと思っています。


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