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チェンマイからパーイまで(レンタルバイク編)



パーイへの行きかた

最近、パーイを訪れる旅行者が多いようだ。かくいうわたしもそのひとり。
パーイはタイのメーホンソン州にある街で、それはどこかというとチェンマイの北北西に位置している。
チェンライはチェンマイの北東になり、このふたつの街を直線で結ぶ道はなく、チェンライからパーイへは1度チェンマイまで戻ってくる必要があった。

パーイには行こうと思っていたが問題はどうやって行くかだった。
距離は130キロ。普通の道なら問題もないのだが、道中はカーブの連続だという。わたしは閉所恐怖症で彼女は車酔いが酷い。ふたりとも車で行くという選択肢はしたくなかった。
9年前、タイのチェンマイからラオスのヴィエンチャンへ乗り合いのハイエースで移動したことがある。その運転が酷すぎて、わたしはこの国で2度とハイエースに乗るものかと思っていた。大袈裟ではなく死ぬかと思ったからだ。現につい最近にもこのチェンマイ、パーイルートで死亡事故が起きている……。

余談だが、ハイエースと書いたこの車ことを少し誤解していた。興味のない人には本当にどうでもいい話になるが、この車種はヴェンチュリーというらしい。わたしはこの車をずっとハイエースだと思っていた。
調べてみると「トヨタ」であるが、タイでしか販売していないハイエースの豪華版とのこと。どうりでタイのハイエースは見た目もごつく、内装が派手だと思っていた。

そんなわけで、わたしたちはこの乗り合いのヴェンチュリーでなく、パーイまではレンタルバイクで行くことにした。
チェンマイの街外れに「アヤサービス」という旅行代理店があり、チェンマイ、パーイ間の「足」を提供している。そこでは乗り合いのヴェンチュリーもあるがレンタルバイクもやっていて、しかもパーイで乗り捨てができる。さらには荷物の移送サービスまで提供しているとのことで、わたしたちはこのサービスを利用することにした。
レンタルバイクも視野には入れていたが荷物の問題があったので無理かと思っていたが、こんな便利なサービスがあるのなら使わない手はない。金額は少し高くつくが、これもふたりならそこまで割高ではない。


パーイでバイクを乗り捨て

レンタルバイクの料金が24時間で200バーツ。乗り捨て手数料が500バーツ。荷物の移送費が1個当たり100バーツだった。
最初、チェンライ行を決める前に寄ったのだが、予想外に予約の嵐で翌日のバイクが取れなかった。それでわたしたちは先にチェンライに行くことにして先の日付で予約を入れされてもらった。

チェンライにいるときに気づいた。パーイに数日滞在するなら、乗り捨てではなく借りっぱなしでも金額に差がないことに。
結局わたしたちが払ったのはレンタルバイク4日分の800バーツ、荷物が3つで300バーツ、それとデポジットだった。これならパーイでもバイクで自由に動ける。


762個のカーブ

なんとパーイにたどり着くまでには762個のカーブを越えなくてはならない。ヴェンチュリーで3時間か3時間半を要するようなので、バイクのわたしたちは5時間を見ることにした。バイクは125ccのスクーターで決して大きくない。

休憩を2回挟んだ。12時半にバイクをレンタルして途中で昼食をゆっくり取り、眺めのいいカフェでしばらく休んだ。
緩いカーブも入れれば確かに762個ありそうな、とにかく常にカーブの連続だった。バイク好きにたまらないだろうなと思った。道中、観光客のレンタルバイクも結構走っていたが、もっとずっと大きなバイク、例えばハーレーに乗った人などもたくさんいた。
パーイまでは上りがメインで、予定通りたっぷり5時間をかけて走りきった。陽が暮れる前に何とか到着した。

パーイ

途中カーブがきつすぎて数回飛んでいきそうになった。1回はコーナーを攻めすぎてガチでこけそうになった。
ガソリンは思ったほど減らない。スクーターというのは燃費がいいのだろう。


応援ありがとうございます! なんだかいろんなことやていますけど、今後も写真家として活動し続けられるように頑張ります!!!