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まっさん、勝負の3年目。「どう生きていくのかめちゃめちゃ迷っている」

こんにちは!KAMIKITA HOUSE住民のコージー(@koji__O)です。

KAMIKITA HOUSEに暮らす個性豊かなメンバーの魅力を伝える住人インタビュー。第2回は、専門商社で働くまっさん(24)にお話を伺いました。ぜひお楽しみください。

まっさん(24)
都内の専門商社に勤める。実家は東京都杉並区で、カミキタハウスから自転車で20分。アウトドア好きで最近、マイフリスビーを購入。

カミキタハウスは150点。勢いで住むことに

ーー入居して1ヶ月半が経過しましたね。カミキタハウスはどうですか?

150点です!みなさんが予想以上に暖かく迎え入れてくれました。わたるさんに筋トレでしごかれたり(笑)、ボードゲームやったり、楽しい日々を送っています。昼間は仕事、退勤後は遊ぶみたいな感じで、1日が充実しています。朝起きて「今日はこんな1日だろうな」という日がない。必ず予想外なことが起きるんです。実家だとYouTube見て1日が終わったりするんですけど、カミキタハウスだと卓球して、筋トレして、お菓子作りもできる。本当に楽しいです。

ーー以前、他のシェアハウスに住んだ経験もあると聞きました。違いは感じますか?

前に住んだシェアハウスは寝に帰る場所という感じで、こことは全然違います。僕にはカミキタハウスの方が向いてますね。バックパッカー的な旅行気分を味わえるんですよ。旅行好きな人やアウトドアな趣味を持ってる人が多くて、一緒に喋っていて楽しいです。

ーーカミキタハウスハウスを知ったきっかけは?

友人のともやから「上北沢のシェアハウスに住むんだ、俺」というLINEをもらったんです。僕は実家にいたんですけど、そろそろシェアハウスをしたいなという思いがありました。こういう時は勢いだと思って、一緒に住もうということになって。とんとん拍子で進み、1週間後には入金を済ませてましたね(笑)

ーーともやさん(カミキタハウス住人)とはどこで知り合ったんですか?

大学4年の時に内閣府主催の短期留学プログラムで18日間、ラオスに行ったんですよ。ともやとは二人部屋のルームメートでした。それで仲良くなって、ラオスから帰国してからも、月1回くらいは会ってましたね。カミキタハウスでも同部屋に住んでます(笑)

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一番好きな国はラオス。ゆったりとした時間が流れてる

ーーラオスの留学プログラムでは、どんなことをしたんですか?

日本文化の紹介とディスカッションという2つの軸がありました。かるたを披露したり、剣道を実演したり。あとは、環境や現地の教育をテーマにラオス人の大学生と議論をしました。朝8時から夜9時くらいまで予定がぎっしり。大使館や政府機関にも訪問でき、とても良い経験になりました。

ーーところで、なぜラオスに?

ラオス、ラトビア、オーストリアの3ヶ国から選べたんですけど、僕は東南アジアのゆるい雰囲気が好きなので、ラオスを希望しました。大学時代、東南アジアやアメリカ、オーストラリアなど色んな国を旅した結果、ラオスが一番気に入りました。

ーーラオスの魅力を教えてください。

首都ビエンチャンと南部の町パークセーに行ったんですけど、交通標識がほとんどない中、みんな「どうぞどうぞ」って譲り合いの精神があるんです。ゆったりとした時間が流れてます。ラオスには「ボーペンニャン」という言葉があるんですよ。「問題ない」「ノープロブレム」みたいな意味で、ラオス人の国民性を表す良い言葉だと思います。微笑みの国・タイと似た雰囲気がありますね。あとは、フランス領だったこともあって、フランスパンが美味しかったり。

ーー話は変わりますが、今、どんな仕事をされているんですか?

日用品を扱う専門商社に勤めています。大学で商学部の流通業界のゼミに所属していたのもあって、専門商社や百貨店に興味を持って就活してました。3年目になって、徐々にできることが増えてきて楽しいです。

ーーなぜ商学部に入ろうと思ったんですか?

マーケティングに興味があったんですよね。幼稚園の時の駄菓子屋での出来事がすごく記憶に残ってるんです。あるお店では10円で売られていたお菓子が他の駄菓子屋さんでは20円。「なぜ値段が違うの?」と親に聞いたら「販売過程で色々な差が出てるんだよ」と曖昧に教えてくれて。でもなんかスッキリせずに、疑問がずっと頭の中にあったんです。その後、流通経路や広告費の違いで値段が変わってくるというのを知って。それで、商学部に入ってマーケティングの基本を学ぼうと思ったんです。

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気象予報士を追っかけ。仕事を誇れる人になりたい

ーー社会人3年目。思い描く将来像はありますか?

仕事は楽しいんですけど、仕事とプライベートが完全に分かれているんですよね。そこにギャップがあるので、今年はそろそろ考えどきだなと感じています。今、気象予報士と世界遺産検定の勉強をしてるんです。自分の持っている雑学を発信できる人になれたらいいなと。自分のやりたいことをやってる人ってかっこいいですよね。今は雇用される側ですが、いずれは自分で発信できる人になりたい。でも難しいかな、と狭間で揺れています。

ーー気象が好きなんですか?

子供の頃から好きです。最初は「天気ってなんで変わるんだろう?」「なんで雲は白いの?」という漠然とした疑問がありました。そういう身近な疑問を全部解決してくるのが天気だったんです。そこから気象に興味を持ち始めて、毎日欠かさずNHKの平井信行キャスターを追っかけてます。

ーー平井キャスターというのは?

ニュースウォッチ9の天気予報をやってた方です。最近は気象部長に昇格したんですよ。朝6時台の気象予報を担当していたこともあったので、必ず録画予約をして天気予報を見ていました。最近はウェザーニュースとかYouTubeでチェックしていますね。平井さんは伝え方が丁寧で分かりやすい。かっこいい大人だなと思いました。幼稚園の年長くらいからずっと追いかけているので、ファンですね(笑)

ーー気象予報士を追いかけている方と初めて会いました(笑)。改めて、今後の目標を聞かせてください。

32歳くらいで結婚したいと思ってます。なので20代のうちに、こうやってシェアハウス住んだりとか新しい世界に飛び込んでみたり、やりたいと思ったことにフットワーク軽く挑戦していきたいなと。1日1日を大事に生きていきたいです。あとは、好きなことを仕事にできたらとは思うけど得意、不得意というのも関係しますし、難しいですね。正直、どう生きていくのかめちゃめちゃ迷ってます。

ーーなりたい大人像は?

「この仕事をしてます」と誇れる人になりたいんです。気象予報士だったら名刺を見せて「天気大好きなんです」と言えますよね。ただ、勉強は好きなんですけど、学ぶだけでは仕事にならない部分もあるじゃないですか。色んなことに興味があって、手を出しちゃうんですよね。なかなか1つに決めきれないんです。だからそろそろ軸を決めたいんです。30代の生き方、働き方を考えなきゃなと思っています。


【取材後記】
「バランス感覚が優れた人」。まっさんに抱いた印象だ。インタビューを通して、充足感と欠乏感の両面を感じた。まずは充足感。カミキタハウスでの生活を「150点」と表現した。取材中に偶然、ルームメートのともやが帰って来た際には「おかえり。ともやの話いっぱいしてるよ」と一番の笑顔。この日着用していたアロハシャツは、ともやからプレゼントされたもので、羨ましくなるほどのマブダチっぷりだった。

一方で現状への危機感も持っていた。自分を客観視し、社外でも通用するスキルを身に付ける必要性を感じている。「好きなことを仕事にしたい。そろそろ軸を決めたい」と理想を語り「どう生きていくかめちゃめちゃ迷っている」と本音も明かしてくれた。今を楽しむことと、未来に向けて努力すること。まっさんほど、どちらかに偏ることなく、両方にエネルギーを注げる人は珍しい。社会人3年目は、もがく1年になるのだろう。だが、きっと悩みながらも明るい未来を切り開いていくはずだ。


取材:コージー、きどみ
執筆、編集:コージー

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