暑い。蒸し暑い。溶ける。

深夜にこんばんは、うにもちです。
夏になるとジリジリと肌を焼かれながら、嗚呼生きているんだなーなんてことを考えたり考えなかったりします。

いつのまにか梅雨入りして、いつのまにか梅雨が明けていた。そんな六月を超えて七月に入りました。
こうして時間がどんどんと過ぎていって、気づけば大人になっていたので、今度気づいた時にはおじさんに、その先はおじいさんになって、そのあと気づいたら死んでるんじゃないかなんて思ったりします。


夏はいろんなことがあります。

それは友達と行く海や山だったり、好きなあの子と見に行く花火大会だったり。
小学校からの同級生と蒸された部屋で寝っ転がりながらゲームをして扇風機の風を浴びる昼間や、肝試しをして怖がらせるはずが暗闇で待ってるだけだからそっちの方が怖い経験をしてる夜。

まぁ僕は残念ながらそんなThe 青春な思い出に囲まれた経験は殆ど無いですが、ふと思い出す顔はいくつかあります。

小学校の頃。
今よりもっと怖いものが苦手で、チェーンメールを流した時になんで貴方にと怒ってくれたあの子は今どうしてるんでしょう。

女友達からバレンタインのチョコを貰っても何も気づかなかった純情な頃の自分も、もう既にどこかに置いて来てしまっているので多分あの子も変わってしまっているんだろうなぁなんて、ふと思ったりもします。

噂によると、高校の時に既に命のやり取りがあったそうなので、多分大変な人生を選ばされてしまったんだろうなぁなんて外野の僕は思います。


人は良くも悪くも、関わった人次第で変わります。
そんなことはとうにわかっているんですけれど、あの人には変わって欲しく無いな、なんて思ってしまう人もいて。

すごく自分勝手な思いではあるのに、どこかでそれを肯定している自分もいる。
結局ただのわがままですね。


夏ってすごく嫌いで、でもすごく好きな季節です。
嫌になる程熱くて、ベトベトして、虫も湧いてくる。
夜に日差しがなくなって、花火をしていて綺麗なのに、ジトッとした湿度はなくらない。
部屋はクーラーが効いていて気持ちがいいけれど、外に出た瞬間うんざりした気分になる。

でも、こんなに嫌なのにも関わらず好きなんですよね。
不思議ですね。

夏が単純に美化されてるんでしょうか。
それともあの日見た景色が忘れられないからなんでしょうか。

夏の空はとても遠くて広い。
どこまでも行けそうなのに汗で服は纏わりついてくるし、吹いてくる風すらジトッとしていて今の場所から逃す気が無い。

掴み所がないですね、夏というものは。
蝉の声を聞くことも少なくなりました。
昔は何処にいても聞こえなかった時はなかったのに、今はもう聞こえないことの方が多いです。

時間というものはとても残酷です。
ずっとそこにあるのに気づいたらなくなっている。
大人になるって、怖いことですね。

前に「ただ年齢を重ねただけの人は大人とは呼びたくない」なんて話をノートでしたと思いますが、それでも側から見て子供であることは絶対にもうないんですよね。


良いことも嫌なことも、酸いも甘いも、今までいろんなことがありました。
そんなことに想いを馳せてしまうのは、多分、空が遠すぎるから。

青すぎる色は黒に近いんです。
一度色がついて仕舞えば、もう白くはならない。
残念ながら、僕はもうあの場所には戻れないんでしょうね。


さて、訳のわからない文章になってしまいましたが最後まで読んでくださった方が居ましたらありがとうございます。
僕は明日も仕事です。
色んなことが嫌になりますが頑張っていきましょう。

生きていれば良いことがあるなんてくそったれな世の中に通じない話はしませんが、多分、死ぬよりは逃げた方がいいと思います。

はー、田舎に二泊三日で行きたい。
それでは。

#夏 #独白

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