給与上がらないのって努力不足なの?→いいえ、全く自助で解決できる問題ではありません。

Hi!みなさん!

私のブログ、私のリアルな性格のせいなのかわりと落ち込むようなことが多いですよね(笑)まぁ、社会構造に関してデータ解析すると基本的には何が問題なのか発見することが多いので当たり前なのかもしれませんが。

さて自助がどうのこうの、共助がどうのこうのという話が菅首相になってからよく使われ始めましたが、あまりにも定義が広くてよくわからない方も多いのではないでしょうか?私なりに考えて、友人等とディスカッションしましたが、まぁ人それぞれ細かな解釈はあります。しかしながら、共通するところもありました

自助。。。 私たち自身の人生を豊かにしていくためには、健康に留意したり、教養を高めたり、積極的に人との繋がりをもつことが必要です。
 また、自らの困難な問題に対しては、まずは自分自身が考え、行動して、問題の解決を図るよう努めることが大切です。
 これらの働きを、“自助”といいます。“自助”は、すべての人々に求められる行為であり、豊かな生活を送るための基礎となるものです。

共助。。。 地域で暮らしていくためには、“自助”だけでは、豊かで有意義な生活を送ることはできません。
 近隣の方々どうしが、ともに支えあい助けあい、お互いを気づかいあって、初めて安心した心豊かな暮らしを送ることができます。
 また、市民が協働して、様々な市民活動やボランティア活動を行うことも、福祉のまちづくりにとって大切な取組
です。
 “共助”は、住民の福祉をはぐくむ心の醸成や、「お互い様」という日本人の心
の原点ともいえるものです。大変な時は、家族等からご支援を受ける

公助。。。 自分や地域で解決できない課題に対しては、行政や公的機関等の各種サービスを活用し、課題の解決を図っていきます。
 しかし、“公助”は、地域福祉においてはあくまでも補完的な役割であり、地域福祉の推進にあたっては、まずは“自助”、そして最も大切な“共助”、それでも解決できない場合の“公助”となります。

(http://www.utsunomiya-syakyo.or.jp/workplan/pdf/0.pdf)

さて、この自助で無理なら共助、それでも無理なら公助というようですね。これね、今の社会状況下で生きてたらあまりにもおかしな論理だと思われます。

少しデータを確認してみましょう。

画像1

(https://note.com/yukionoguchi/n/na633baeef098)

画像2

(https://twitter.com/kokkoippan/status/991101041922863104/photo/1)

この二つのことからも、大企業にお金がたまるが僕らのお財布にお金が回ってきていないことがよくわかる図です。

これはオートメーションによる雇用激減による産業構造の変化です。少ない数で儲ける。

ここでちょっとまってという方いらっしゃると思います。非雇用率日本超少ないから説明になっていないと。

たしかに非雇用率が減ってる日本ですが、非雇用率が減ってる背景には非正規社員増大していることがわかります。

画像3

(https://www.nippon.com/ja/features/h00175/)

学費の高騰化も我々の生活を圧迫しています。

奨学金平均借入額は324万円ほど。

実質賃金額が下がり続けるなか、学費が高騰する。これって国が言う自助でなんとかできる問題ではありません。

仮にいい企業にいったとしても、長時間労働でお金を使う時間もありませんし、スキルもなかなか身に着けられずというサイクルに陥ってしまう人をたくさん見てきました。

こんな状況かで共助に書かれてる、ボランティア等を通して地域コミュニティに貢献するなんて無理です。

そう、学費の問題、賃金の問題、更には働き甲斐の問題はもう自助共助で解決できるものではないのです。公助による解決策が必要。いわゆる政府の介入が今すぐにでも必要なのです。

よく経済界では「市場が解決してくれる」「神の見えざる手」というのを聞きますが、この21世紀僕らが取り組まなきゃいけない問題は過去対面してきた問題とは本質が違うのです

エリック・ワインスタインの引用"The capitalism didn't expect it would be eaten by its son techlonogy"

訳「資本主義は生みの子供であるテクノロジーに喰われることを予測していなかった」

今日はここまでにします。

また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?