人は何のために生まれてきたのか。

首都圏では緊急事態宣言が出た。

前から観たいなあと思っていた映画、
「ムヒカ　世界で一番貧しい大統領から日本人へ」

それを上映していた映画館が
緊急事態宣言に対応するため
昨日で上映を打ち切ると知り
慌てて予約を入れ行ってきた。

小さな劇場の上に人数制限をしているので、
昨日の観客は8人ぐらいだった。

「驚いたことに81歳の私の言葉を
　一番理解してくれたのは若者でした」

これは日本に招かれ各地を歩いたムヒカの言葉。

それを聞いて私はなぜかほっとした。
おお、日本の若者、けっこう話わかるじゃない。

ムヒカの言葉が響くのは、
それが彼の中から出てきた言葉だからだろう。

用意された原稿を読むんじゃなくて
ちゃんと自分の言葉で語れる大統領。
当たり前のようで、当たり前でないのが現実。

自分の中から生まれる言葉がある。
そういう人に、私はなりたい。