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マーケティング指標:LTV(ライフタイム・バリュー)とは (1)概要

今回はマーケティングの収益管理を行うときに使う「LTV」について解説します。

広告宣伝をするときに考える「それって、利益でるの?」

たとえばインターネット広告に100万円を使ったところ、1万人のユーザーが1,000円の商品を買ってくれたとします。そうすると売上は1,000万円。つまり、売上1,000万円÷広告宣伝費100万円=10倍、の投資対効果となります。

これはマーケティング施策としては大成功です。

このように、「いくらコストを使ったら、いくらの売上になるのか」を管理するのがマーケティング収益管理の基本です。

スタートアップ企業が資金調達する目的がマーケティングの場合、投資対効果を説明する

スタートアップ企業がベンチャーキャピタルから資金を調達する際、その目的(何にお金を使うのか=資金使途)を話しますが、それがマーケティング投資をするため、というケースも多いです。

ところがベンチャーキャピタルは、「1億円マーケティングに使うとして・・・本当に儲かるの?」と聞きたくなるわけです。そこで、

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