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蘇鉄

前々回からの植物シリーズは続きます。
突然育ってきた植物がソテツだと判明してすぐに、奇妙なきっかけで2年ぶりにある知人に会いました。今回のソテツの話を彼女にすると、彼女の家にも大きなソテツがあるということで、思いがけずソテツ繋がりの再会だったのです。そして体質改善のために食生活を見直しているという彼女が「爪が割れているので鉄分が不足しているのだと思う」と言うのです。私も最近爪が氣になっていたので、鉄分が不足しているのか…と思って……鉄で蘇る!まさか、ソテツは爪の蘇生法を教えてくれるために現れたのでしょうか?

その後もヤシ科の植物やソテツがやたらに目についてしまう日々は続いて、さらに家の近所でヤシ科の植物(多分シュロ)と、とうとうソテツを植えているお宅も見つけました。そしてその2ヶ所に共通していることがあったのです。ヤシは元喫茶店があったところで、クジラの風見鶏があります。そしてソテツを植えているお宅の苗字には魚という字が含まれていました。蘇鉄の中にも魚が居ます。南国によくある植物と海の生物というと、かつて存在したといわれる大陸のイメージです。

蘇るという字の「禾」は稲などの穀類を表すそうですが、海のものと山のものが一体となって蘇るものとは…。水陸を行き来するウミガメのような存在が繋ぐ竜宮城のような世界があるのかもしれません。水陸だけでなく、今は認識できていないあらゆる空間に存在するものが共存する世界かもしれません。それは生命体としての地球の蘇生でしょうか?今はまだ本領を発揮していない人類の蘇生でしょうか?ちなみに上の絵は「蘇生の刻」(一部)というタイトルです。色々処分しようとしていたときに見つけた小冊子に載っていました。こちらにも魚が描かれています。

そして唐突にヤシという言葉が含まれているというだけで、「イヤシロチ」という言葉が氣になってしまいました(タイトルは蘇鉄ですが)。氣の良い土地なんだろうなくらいで、詳しくは知りませんでした。やはり氣の巡る、住む人に繁栄や豊かさを与えてくれる土地のようです。そしてまた思わぬところに繋がるのですが、カタカムナ文献の発見者である物理学者が、同じ条件で製鉄された鉄の出来具合に差が生じることに氣づいて、土地のエネルギーを調査してわかったことだというのです。鉄が登場です。

そしてさらに私は文字を書くのが好きで沢山のノートやメモがあるのですが、時々パラっと開くと思いがけないことが書いてあります。今回は5年くらい前のメモに、何の説明もなしに「蘇芳」と「耶蘇」という言葉が書いてありました。相変わらず記憶にありません。きっと今回のことがなければ見つけた時点で?で、捨ててしまったでしょう。どちらにも「蘇」という字が含まれています。何しろ強く、蘇るということを伝えられているようです。

蘇芳とは色の名前ですが、繊維に色を付ける薬剤によって色味が変わるそうです。ミョウバンを混ぜると紅色、灰汁を混ぜると赤紫、そして鉄を混ぜると紫になるのです。ここでも鉄が出てきました。紫になるというのも興味深いところです。

耶蘇はイエスを表します(あ、ヤシの椰に似てます…とソテツの蘇)。そしてイエスの象徴は魚です。混沌とした世の中になると必ず「救世主」を求める傾向にありますが、現代に現れる救世主とは一人のヒーローを指すのではなくて、一人一人の意識の持ちようが形となる現象のことをいうのではないでしょうか。つまり一人一人が救世主。だとすると、平和・希望・調和・夢・豊かさ・美・愉快…など望むものを形にしたいものです。

そういえば、以前お隣で植えていたからでしょうか、今年は青紫蘇が3株地面に育っています。「蘇」繋がりが強烈です(紫も)。鉢に移そうとシャベルを当てるとスコールのような雨が…直にやんだのでまた掘ろうとすると今度は夕立のような強い雨が…。移植は諦めました。エアコンの室外機の前ですが、その場所が氣に入っているそうです。紫蘇が必要なときに摘めるというのは小さな幸せです。市販の物よりも香りが柔らかくて好みなのですが、虫たちにも人氣なのでほぼ譲っている感じです。

まだまだ椰子・蘇鉄チームからのアピールは激しく続いていますが、鉄からのアピールも届いています。次回のタイトルは「鉄」になるかもしれません。

では、また。ごきげんよう。

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