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4度目の八ヶ岳縦走。
3週間前の山日記。未踏破の権現岳とキレット縦走で赤岳まで、やってみたかった縦走へ、編笠山を登り青年小屋に一泊の行程で行ってきました。
梅雨明け最初の週末ということで、あずさも満席。小淵沢からのマウンテンタクシーも出遅れ、観音平まで甲斐小泉から徒歩でスタート。標高1000mちょっとの甲斐小泉から、1550mを超える観音平まではそれなりの登りで、さらに途中で道をまちがってトレイルにいってしまったので、完全にトレッキングで汗だくに。そして天気予報は晴れマークだったのに途中で雨も降ってくる。9:45分、観音平着。ここから編笠山に向かいます。編笠山はかれこれ35年くらい前、高校2年の合宿時に登って以来。2020年頃から高い山に登るようになって八ヶ岳には3度きていますが、南からのアプローチは初です。
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45分くらいで雲海に到着、さらに1時間くらい歩いて押手川を通過したあとなかなかな登りが続く。
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道中、色とりどりのお花たちが綺麗でした。ハクサンシャクナゲ、オトギリソウ、ゴゼンタチバナ、タカネバラなど。
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雲で何も見えなかった背後が徐々に青空が見え始め、頂上に到着すると富士山も見えました。
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だんだんと雲が切れて、南アルプスの山並みも姿を見せてくれました。晴れていたら甲斐駒、北岳までみれる模様。八ヶ岳方面は残念ながら雲の中。
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大喜びで30分くらい滞在していましたが、汗が冷えて来たので青年小屋へ向かいます。下山し始めてしばらくすると、小屋と山がどどーん。
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14時前に小屋に到着。先に水場までひと歩きして翌日の水を確保してから小屋にに入り、着替えたり同室の方とごあいさつなどしてビール!
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おこたつで小屋泊の方とお話したりしているうちに夕ご飯に。かつて登山をしていた母親から「青年小屋はごはんがおいしい」と聞いていたのですが、アジフライに鶏大根に具沢山のお味噌汁にとても美味しくいただきました。翌日の出発が早く
、名物のシュウマイ朝食を食せなかったのが悔やまれます・・・今回、女性五人部屋だったのですが、それぞれソロ山行の5人。登山歴の長い先輩方から色々な山のお話伺いながら、それはそれは楽しい夕餉のひとときでした。
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ご飯のあと、同室の皆さんで夕日を拝む。
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翌朝は、権現岳で日の出を見るという予定で3時半に出発。外に出ると強風にぱらつく雨。
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ギボシ近辺は花盛りでした。シャコタンソウが見れるときいていたけど、残念ながら暗くて発見できず。そして、明けの明星もみえぬまま鳥の声がきこえてくる。朝日は期待できないか。と諦めモードで東ギボシをあがると、、、目の前に広がった
景色に思わず声をあげました。
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一気にテンションあがり、権現までの歩が早まります。淡いピンクのグラデーションの空に浮かぶ富士山も美しく。
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強い風がふくなか、権現岳山ひとりじめ。
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流れの速い雲の切れ間から、朝日を拝みました。
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そして、ここからが今回の核心、キレットを経て赤岳へ。振り返ると、登ってきた権現岳のごつごつと富士山。
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しょっぱな難所あらわる。噂には聞いていた「源治梯子」。
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これほんとに怖かった。一段一段、よし、よし、と声をかけながらおりる。雨でぬれて滑りやすそうなのもあって、膝がガクガクしました。
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旭岳のピークを踏んだあと、赤岳、阿弥陀岳が目の前に。これからゆくキレットと共に。いつのまにか真っ青な空!
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ツルネのあたりまできたら、足元にかわいらしいコマクサが。
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と思ったら、なんとあたり一面コマクサだらけ。『うひゃー!』と興奮。
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キレット小屋を通過したあとしばらくすると、急登のガレ場が続きます。なかなか長くて、歩くスピードもがくっと落ちました。きつかった。
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ここまできました。
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赤岳と赤岳頂上山荘が目の前に。登山者もたくさん。
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赤岳山頂!AM7:20、山頂は写真を撮るための長蛇の列でした。
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4度目にして初めて開いていた赤岳頂上山荘で、お目当の手ぬぐいをゲットし、お手洗いをお借りして、阿弥陀へ向かいます。途中、硫黄岳方面をのぞむ。鞍部に小さくみえる赤い屋根は行者小屋。
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南側には歩いてきた権現岳と、歩いてきたキレット、そして富士山。
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中岳を経て、阿弥陀へ向かうルートは疲労のたまってきた体にはなかなかつらい登り下りです。だんだん雲がでてきて、背後の赤岳も見えなくなってくる中、阿弥陀岳山頂。眺望ゼロ。4度目の阿弥陀岳、眺望がよかったのは1度だけ。
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昨年秋と同様、御小屋山ルートで下山します。美濃戸まではとにかく長い。ザレ場も長いので、怪我のないよう慎重にいきます。
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阿弥陀岳から2時間半で美濃戸のバス停までたどり着きました。J&Nという宿にて日帰り入浴させてもらい、お昼を食べてビールを飲んで、バスに乗って茅野へ。無事に念願のキレット山行を終えました。
荒々しく凛々しい山並みと青空と緑が雄大で清々しかった、きついけどまた来たい八ヶ岳です。
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