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スタッフ不足の解消と効率的な配膳を目指す:笠間桜カントリー俱楽部(茨城県)ゴルフ場内のレストランで配膳ロボットのトライアルを開始

イントロダクション

茨城県に位置する笠間桜カントリー俱楽部のレストランでは、スタッフ不足が深刻な問題となっていました。この課題に対し、株式会社ユニキャスト(代表取締役 三ツ堀裕太、本社所在地:茨城県日立市)は、笠間桜カントリー俱楽部の協力のもと、効率的な配膳を実現するために、AIを活用した非接触型自動配膳ロボット「T5(ティーファイブ)」のトライアルを行いました。

実地背景

スタッフの不足が深刻な問題となっており、お客様の待ち時間が長くなったり、スタッフが忙しさに追われて接客に集中できなかったりすることがしばしばありました。これにより、サービス品質や顧客満足度の低下が懸念され、改善策が求められていました。上記を受けて、当社では複数のソリューションを検討し、自動配膳ロボットの取り扱いを決定いたしました。ハードウェアは他社のものであり、当社では新たな利用方法の模索と営業活動を行っています。

自動配膳ロボットT5の概要

KEENON Robotics社製の自動配送ロボットT5は、マルチセンサーと最新のマッピング技術により環境を認識し、効率的に移動することができます。自立走行、障害物の自動回避、商品到着後の音声によるお知らせ、表情でのコミュニケーションなどを実現します。

最大4ヶ所に同時配送を可能とし、一度の配送重量は40キロとパワーのある配膳ロボットです。

笠間桜カントリー俱楽部での配膳ロボットの活用方法

トライアル期間:2023年5月30日∼2023年6月9日
実施場所:笠間桜カントリー俱楽部
(〒311-4406 茨城県東茨城郡城里町下赤沢504)

笠間桜カントリー俱楽部では、以下のような活用方法を採用しました:

  1. テーブルサイドでの配膳支援 スタッフが料理を配膳ロボットに載せ、各テーブルに近づける形で配膳を行いました。

  2. スタッフとの協力型配膳 配膳ロボットは3〜4テーブルを1組としてまとめ、一時停止した場所でスタッフが料理を取り出し、各テーブルに配膳しました。

  3. 下げ膳はお客様自身が返却 使用済みの食器はお客様自身が返却口まで持っていく形式が継続されています。

トライアル結果

本トライアルにおいて、配膳ロボットの導入はおおむね好印象でした。
・店長・スタッフともにロボットの導入により、配膳の負担軽減が実現されると回答いただき、とくに店長が課題と感じていた人手不足に関して、配膳ロボットの導入により改善が見込まれるとのお声を頂きました。
・一方で、スタッフとの協力型配膳ではなくロボット単独配膳を希望する声もあり、本トライアルの経験をもとに業務オペレーションの改善をお客様とともに検討していきます。
・さらに配膳ロボットの導入により、お客様が笑顔になる瞬間を目撃したとのスタッフからの回答もあり、お客様満足度向上にも寄与するソリューションであると実感いたしました。

このように、配膳ロボットの導入について店長・スタッフともに好意的な意見をもち、お客様の満足度向上にも寄与していることが確認できました。当社は、お客様のニーズやトライアルで得られた成果をもとに、より効果的なロボットソリューションを見つけ出し、より良いサービス提供に向けて取り組んでいきます。

本トライアルでの配膳ロボットの様子はこちらからご覧いただけます。

導入に関心のある企業様は、Webサイトにあるお問い合わせフォームからご連絡ください。

【ユニキャストのロボティクス事業】

「人とロボットが共創する未来をつくる」を事業ミッションとし、コミュニケーションロボットの業務活用を通して、人々がより生産性を発揮できる社会の実現を目指しています。
https://unicast-robotics.com/
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ユニキャスト(Unicast Inc.)
茨城県日立市大みか町3丁目1-12
お問い合わせフォーム:https://unicast-robotics.com/contact/


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