葬送行進曲。さよなら、ライミーハーフ…
柑橘が好きだ。
食べるのはそれほどでもないが(皮むくのがわりと面倒臭い。酸味が結構ある)、あの香りがたまらない。
けれど、柑橘は寒さに弱い。比較的強いユズでもせいぜい、− 8℃くらいまで。
つまり、ここ北海道では、柑橘を育てること=(イコール)冬に室内で育てることを意味する。
だから、コンパクトかつ実がたくさんなるやつが良い。みかんやオレンジのような生食用より、レモンやライムのような香りと酸味で勝負するタイプのものが良い。
そんな私の希望に、どストライクな柑橘を見つけた。ファンタジア ライミーハーフ。金柑とライムの交配種。コンパクトで強健、実がたくさんなる。決して安い苗ではなかったが、どうしても欲しくなり、清水舞台で買った。
届いた苗は、軽くしおれていたが、ワクワクが止まらない。たっぷり栄養をあげたくて、余っている油かすを多めに培養土に混ぜて植え付けた。
たっぷり水やりしながら様子を見たが、ライミーハーフのしおれは復活しなかった。
4、 5日して、何かがおかしいと気づいたが、水やりしながら様子を見ていた。
1週間ぐらいして、このままじゃ枯れそうだと気づき、対処法を調べたところ、、、
「肥料やけ」
だと気づいた。流れるほど水をやったが、木はしおれていくばかり。
ついに鉢から引っこ抜いて土を全部洗い流したが、その時の土の臭かったこと。油かすが発酵し、アンモニアを含んだえもいわれぬ匂いがあたりに充満した。狂ったように、水で根を洗ったところ、根はまだ白くて生きている様子。
培養土に赤玉土と腐葉土を入れて、水はけを良くした土に植え替えた。
近所の園芸店で相談し、「根が生きているなら、しばらくしたらまた葉っぱを出すと思いますが」と言う店員さんの言葉に一縷の望みをかけ、ずっと様子を伺って、早1ヵ月。
葉は生えてこなかった。
大枚を叩いて買った高級果樹苗はお亡くなりになられたのだ。。
心の準備ができたら、根を掘り起こして死亡確認しようと思っている。それまでは、しばらくは適宜水やりを続けて喪に服そう。
今回の学びの対価は高かったなぁ。。。
といいつつ、チャンスがあれば、いつか再び。
また会おう〜
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