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『分かれ道の選択』あとがきと人物紹介


《注意!》本編のネタバレの内容を含むので必ず本編を読了後にご覧下さい。


1.あとがき

 はじめに、小説『分かれ道の選択』を読んでいただきありがとうございます!
この作品は、赤ずきんをモチーフにしたものと「過去」と「未来」の選択を書きたくて構想を少しずつ練りました。
 人生によって楽しい事ばかりではありません。辛い事も逃げ出したくなる事も沢山あります。その時人は「過去」または「未来」へ縋るのかもしれません。しかし、時の経過は平等に訪れます。こうして息をしている間にも刻一刻と"生きている時間"は進んでいきます。
 過去に戻りたい、この先の未来がもしかしたらより良いものかもしれない。もしくはそれ以上に悪いものかもしれない。その考えに囚われることもわかります。私もその考えに囚われつつも毎日を生きています。色々考えることは山積みですが
、この小説の通り現在(今)という一瞬一瞬を共に大切に生きてみましょう。
 茜の決意のようにもう二度と悔いが残らないよう今を一生懸命に。


2.登場人物

●赤羽茜(あかばねあかね)
10歳。小学4年生。おさげの女の子。赤いフードのついた洋服を好んで着ている。
勉強も運動も苦手で、最近は姉に劣等感を抱いている。

●赤羽由美子(赤羽由美子)
42歳のスーパーのパート勤務。
茜と葵の母。ついつい茜を厳しく叱ってしまうが葵よりも心配している不器用な母。

●赤羽葵(あかばねあおい)
6年生の茜の姉。黒い綺麗なロングヘアの髪。
優しく、勉強もでき運動もできる。葵と母の喧嘩が最近多い事に心配している。本編では修学旅行中で未登場。

●赤羽宏(あかばねひろし)
42歳。茜と葵の父。商社に勤めるサラリーマン。やさ優しい性格で気も弱く見えるが言うべきことはしっかり言う人。仕事の出張中で家には不在だった。

●オオ・カミオ
ベジタリアン(※半分本当)の人型をした狼。黒いスーツとネクタイをぴっちりと着込んでいる。
※野菜の方がどちらかと言うと好きではあるが、狼の身体の構造上肉も摂取しないといけない。
未来に、過去に戻りたいという強い意志を持つものを招く空間『時の分かれ道』の管理人

今(現在)が大切かどうか気づくことができれば元の世界に戻れる。気づくことができない場合捕食される(カミオの好物)。もとの世界では行方不明となる。


 


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