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3行読書〜クリエイティブシンキング

過去のツイートからです。

「何もかも否定していたら、”変えるために変える”という無意味な行為に陥る危険性があります。」

(『佐藤可士和のクリエティブシンキング』佐藤可士和)

3行読書

「変えるために変える」ことが、ここでは良くないものとして論じられています。

それは、手段と目的を取り違えているから、ということになるでしょう。

「クリエイティブに考えるために、まずは現状を否定しよう」という教えがあって、それは有効な考え方なのだが、何もかもに当てはめると危険だ、ということになります。

これはかなり頭を働かせて、結果をコントロールしようとする意志の表れです。

目的をはっきりさせない状態で何かをすることを許さないのですから。

常に目的を考えて、手段を選んでいくというのは労力が必要です。

とりあえずやってみよう、の精神の方が、気持ちは楽です。

ここでは、それを甘えと断ずる厳しさすら感じられます。

自分を振り返る必要性

こうした文章を読むときには、著者の論理構造を理解するだけではなく、普段自分はどういう風にしているか、と振り返ることが重要になります。

なにか行動するとき、なにか判断を下すとき、そこに目的と根拠はあるでしょうか。

このように考えると、わずか1行だけでも、自分を振り返るよいきっかけになると思いませんか?

これが3行読書です。


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