私立大学職員になって良かったこと3選!

大学職員という職業は私が就職した頃よりもだいぶ世の中に浸透してきたと感じます。どのようなイメージを持たれますでしょうか。世間一般には「まったり高給」「非常識軍団」「ぬるま湯太郎」など色々な見方があるように思われます。←自虐が凄い

確かに当てはまるものも多いのですが、今回は私が大学職員になって良かったと感じることをご紹介したいと思います。

安定感抜群

これはもう本当にそのとおりでした。特にこのコロナ禍の影響を受けて、辛いことに廃業や倒産を余儀なくされる企業や事業が多くあると思います。その中にあって、大学というのは公的性格も備えていることもあり、税制優遇もありつつ、潰れるまではいかないというのはありがたい話です。

ただここで誤解を解きたいのは、昨今世間では非常に強い批判の的となっていますが、おそらくその心は、学生がキャンパスに入ることができない、学費がそもそも高いというものではないでしょうか。

ところが実際には臨時奨学金の給付やICT環境の整備、ノートPC・タブレットの貸与など出来うる限りの支援策は講じており、そもそもコロナ禍初期(4月頃)の京都産業大学が鬼ほどマスコミに叩かれた件があるため、生活リズムはほぼ一定の高校生以下の方達と同じ対応が大学には出来ない側面もあるのです。

ちょっと言い訳重視になりましたが、こういうコロナ禍という未曾有の事態にあっても職を失うまでに至らないのはやはり公的性格の強い大学で勤めるメリットなのではないかなと思います。

学生の成長は嬉しい

タテマエのように聞こえるかもしれませんが、やはり学生の成長を見ることができるのは嬉しいことです。1年生と4年生では雲泥の差があるほど人間成長しますので、その経過を見られるというのは下手な親戚のおじさん(?)ぐらいの感動を秘めています。

余談ですが、私は部活動の顧問もしていますので、スポーツ選手として成長していく様やその過程での悩み、乗り越えて大きくなっていく様子、そして引退し社会人になっていくまでの流れは本当に人間のリアルを垣間見ることができます。試合期間は土日も消し飛ぶレベルになりますが、特に体育会系の学生は卒業後も繋がりを保ってくれるケースも多いので、まだまだ自分も頑張らないといけないなと襟を正してくれる存在です。

公益性の高い仕事に従事している責任感

どんな仕事でも世の中のためになっていますし、その中で私立大学が特別だとは思っていません。しかし小中高の先生方しかり、教育というのはとてもやりがいのある仕事なのではないかと考えています。「教育は国家100年の計」と言われるように、今日褒めたから、明日叱ったからどうなる、という世界ではなく、ひょっとすると何の気ない一言が生徒・学生に大きな影響を与えるほど、我々職員や先生方の影響力というものは大きいのです。

そうした環境にいるからこそ、一挙手一投足に気をつけなければなりませんし、どれだけ可愛い学生たちでも4年間で飛び立っていってしまう中で、どれだけ良い思いを抱いて卒業していってもらうかを考えなければなりません。

まして影響を受けやすい10代・20代の多感な時期だからこそ、我々は矜恃と忠恕を持って接することが求められます。すぐに結果が出るものではありませんし、その場で伝えたいことが100%伝わることはおそらくないでしょう。気の長い仕事ではありますが、だからこそ責任を持って、そしてやりがいのあるものだと感じています。

最後に

いかがでしょうか。確かに待遇においては申し分ないほどのものではありますが、それ以外にもこのような働き甲斐ある職業が大学職員です。しかし一方で「なんだこいつ…」と思ってしまうような(失礼)方がいるのも事実です。別の機会でそういう奇々怪々なメンツもいたりするので、ご紹介できたらなと思います。


ブログもやってます。こちらも是非!

https://www.uni-jinji.com/entry/2021/03/01/004520

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?