世の中の足を引っ張っているのは大体「ずるい」か「生意気」という感情

これを知っていると、ひょっとすると生きるのが楽になるかもしれません。もしくは、物事が順調にいっている時につまづく(邪魔をされる)ポイントがわかるかもしれませんよ。

なお、科学的根拠や統計学的な証拠といったものは出てきませんので、信じるか信じないかはあなた次第です…!(一度言ってみたかった)

他人の成功が許せない

人間というのは嫉妬をする生き物です。よほど満ち足りているか、恵まれた人でなければ、人を羨むのが人間の性というものです。欲望には果てがないとも言えますが、実は仕組みは単純で「なんであいつだけ(うまくいくんだ)」という感情が根本には存在しています。

何事も上手くいくためには多大な努力が必要であり、その上"運"も大事になってきます。そのため、成功を収めるために努力していたとしても、タッチの差で先を越されたり、後から始めた奴が成功してしまうこともあるでしょう。

そうなった時に、自身の感情をコントロールできる人がどれだけいるでしょうか。成功と失敗の間に、どれだけ合理的な理由があっても、ましてや"運"のように説明できない状況が生じていたとしたら、誰が「そうか、俺は何らかの理由でだめだったんだな」と納得できるでしょうか。

そしてこれは同じく"努力"をしてきた人の目線での分析です。ライト兄弟に先を越された二宮忠八さんや、エジソンと電流戦争を演じたニコラ・テスラなど、彼らの苦悩や絶望はまさに筆舌に尽くし難いものがあるでしょう。

自分と同じ苦労をしろ

人間とは主観で生きております。当たり前のようですが、これが中々複雑で、「経験は自分の物差しでしか測れない」とも言えるものです。

すなわち、昔はパソコンもなくて全部書類は手書きだったとしましょう。その苦労はその時を生きた(=苦労した)人にしかわかりませんよね。しかしパソコンがある今、手書きに関する苦労はなくなったかもしれませんが、簡単に作り直しができてしまうが故に、会議開始数分前まで内容修正や校正が発生するなど、新たな苦労が生まれている訳です。

これらは世代間の争いでもあるため、強者の理論として年上、あるいはその道で経験値の高い人ほど「今の奴は楽してる」と思ってしまうものなのです。なぜならば、苦労というのは主観であり、若い時の苦労は買ってでもすべきである大変ありがたいものだからです。

いわんや冷たい時代をや

急に古文調になりましたが、訳せば「まして冷たい時代ならなおさらだ」となります。

そう、最近は冷たい時代になりましたよね。というか、コロナ禍でみんなが不自由な生活を送っているからこそ、世の中全体が疑心暗鬼に陥っております。

そんな時代にあって、このような暗い感情が静まるはずはありません。自粛警察や無責任な政権批判、果ては不倫した芸能人へのバッシングなど、叩けるものなら何でも叩けのこのご時世に、嫉妬という人類史上最も進歩を阻んだ感情が鳴りを潜める訳がないじゃないですか。

特に「出る杭を打つ」風潮が強い日本においては、この「ずるい」と「生意気」という感情が進む道を邪魔してくることは経験上うなずけるのではないでしょうか。

2021年は新しいことや周りと違うことをやってみたい!とお考えの方は、是非この負の感情が当たり前に存在していることを踏まえて、前に進んでみてください!!

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