食日記2/4  シチリアのビール「メッシーナ」

長らく在宅勤務を続けていましたが、所用で2ヶ月ぶりに出勤しました。

昨年度までは、リモートワークやフレックスタイムという制度こそあれ、週5で決まった時間に出勤するのが普通だったのに、今日はものすごく疲れてしまった。

マスクを一日中つけながら話し続けることや、周囲に他人がいるストレスなのだろうか。

くたくたになりながら電車に揺られて帰宅すると、一緒に住んでいる彼が鶏肉のトマト煮を作ってくれていた。

インスタントスープの優しい言葉が沁みた。

平日のお酒は控えていたが、あまりに疲れたので、先週近所のオステリアで購入したシチリアビールをあけてしまった。

麦とホップのほかにとうもろこしが入っている。
フルーティーさや甘さはないのだが、軽くて爽やかな飲み心地で美味しい。

クラフトビールや輸入ビールは、栓を開けただけで一日を特別にしてしまうからとても好きだ。
凝ったデザインや、スーパーで買えるラガービールより馴染みのない味が非日常感をもたらしてくれる。

それでも、旅先で偶然出会ったお酒に勝るおいしさはないので、旅情を舌でごまかす毎日に早く終わりが来てほしい。

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