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8/11東京大学対法政大学戦況〜大音の捕手能力の高さと法政の新4番村田〜

こんばんは。六大学野球春季リーグ開幕2日目、現地に行ってきました。炎天下で見る野球が久しぶりで身体を労わりながらでした。この日の1試合目東大法政戦について書いていきます。

まずはスタメンとベンチ入りメンバー。

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連戦となる東大は昨日初出場ながら2安打した中井くんがライトでスタメン出場。

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そして先発には今日も二年生をもってきました、西山投手。昨日の井澤投手に続き公式戦初登板の二年生が2日連続とは驚きです。井手采配、恐るべし。

法政大学は左腕の鈴木投手を1試合目に持ってきました。

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キャプテンの中村迅くんはサードでの出場です。法政大学の4番には村田くんが初出場で座りました。

結果はこちら。

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法政が6-3で勝利。ドラフトイヤーの鈴木投手は6回無失点、4番の村田選手がホームランを放つなど、法政の投打の主軸が頑張った試合となりました。

さて、今日の試合を見ていきましょう。

1、大音周平選手の捕手能力の高さ

さて、昨日の試合をテレビで見て、今日現地で見て驚愕したのはなんと言っても東大の扇の要を担う大音周平選手です。今日の試合、東大の投手は4人出場したのですがなんと与四球0。与四球なしっていつ以来なんでしょう。それを支えたのは間違いなく大音捕手です。

まずはこちらをご覧ください。

インローを自然に持ち上げるフレーミングでストライクをストライクと言ってもらえる捕球技術はお見事。昨年からの大きな成長はこのフレーミングです。もともとブロッキングは優れており、この二試合も暴投パスボールとも無し。東大投手陣をよく導いています。

投球練習の時点でフレーミングの練習をしており、この一年でどれだけ意識が上がったのかと驚きです。去年は松岡くんの方がフレーミングは上だったのですが、この二試合で大音くんの成長を感じました。贔屓目抜きに六大学の捕手で今No.1と断言できます。

2、法政の新4番・村田雄大

法政の先発鈴木投手がMax 148kmのフォーシームと140半ばのカット、120後半のチェンジアップで11三振を奪いましたが、1番記憶に残ったのは公式戦初出場で4番になった四年生村田雄大選手。

現ヤクルトのOB中山翔太選手と同じ185cm95kgという堂々たる体格。インタビューで「中山さんみたいになりたいです」と語った新4番は雰囲気ありました。

緩いボールをライト中段に持っていくパワーは中山選手に負けず劣らず、法政の4番らしさ満点です。

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左サイドの小宗投手とのマッチアップでもいいスイングで、今後早川投手や木澤投手といった速球派との対戦で結果を出せれば一気にドラフト指名もあるんじゃないかと思わせてくれました。

3、さいごに

今日も東大はいい試合が出来ました。この慶應・法政は優勝候補に入ってくる2チーム。三点以内で終えるとは驚きです。大音選手のフレーミング、選球眼の石元選手、クラッチヒッターの武隈選手と粒揃いになってきました。今日の笠原主将のコメントも納得です。

連敗はしたけど…。今までなら一方的になってしまうのに投手陣が粘ってくれた。あとは僕ら野手で最後の1点を追求しないといけない。きのう慶応といい試合してきょう崩れたら意味なかったけど、終盤に粘れた

しかし本当に井手采配はすごい。御年75にしてこの柔軟さと、初出場の二年生投手を二試合続けて先発させる大胆さと、スタメン川出選手の動きが悪いと感じたら3回で下げる厳しさ。さすがプロで投手、外野手と経験し中日で一軍二軍コーチを務め、球団社長にもなったお方ですわ(経歴異常すぎない?)。

今年の東大は面白すぎる。明後日は早稲田戦、タフな試合になると思いますが、勝利を目指してFight, 東大!










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