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8/23オリックス対西武戦況〜インコースを巡る攻防とやっぱり長打は正義〜

こんばんは。今日はオリックス戦をテレビで観ました。3日前に西村監督が辞任し、二軍監督だった中嶋聡さん監督のもと、チームは2連勝で迎えた西武との六連戦最終日。まずは結果から。

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先発アルバース投手が6回3失点でQS達成、打線は8回に長打4本で3得点し、最終回漆原投手が追い上げられるも6-5で逃げ切った試合となりました。

早速ポイントを見ていきましょう。

1、インコース を巡る攻防

先発を任されたアルバース投手は伏見捕手と今シーズン初バッテリー。初回〜二回を見ていて、インコースに果敢に攻めていったのが印象的で、31球中13球をインコースに構えていました。初回の山川選手の打席。

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徹底したインコース攻めに最後はインハイボールゾーンで空振り三振

この次のイニング二回の中村選手の打席で、インハイ高めのボールを釣り球にインローに最後スライダーを落として空振り三振を取ったのですが、西武打線は徹底して高め狙い。特に右打者はインハイのボール球も手を出し、逆に落ちるボールにはどの打者もほとんどバットを振りませんでした。これを1番木村選手から9番山野辺選手まで徹底されているのが西武の凄いところ。アルバース投手は球威で勝負する投手じゃないと分析し、高め狙いをチームとして取り組む姿勢は流石でした。

対する伏見捕手もその狙いを二回で確信したのでしょう、中盤までインコースに投げるストレートはほぼインハイボールゾーン。ボールゾーンでファウルや内野フライを打たせ、西武の狙いを逆手に取った結果4回まで無失点。

しかし西武打線の真骨頂というべきか、点が取れなくてもブレずに高めを狙い続けます。そして五回、木村選手がインハイボール要求したボールがベルト下に来たところをたたきあわやホームランのファン直ツーベース。

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ここまでは高低は間違えなかったのですが、このボールで伏見捕手もインハイボールゾーンに投げ切らせることを諦めましたね。

配球を変え緩いボールで初球入り、アウトコースの出し入れに配球を切り替えました。結果的に五回に2点、六回に栗山選手のホームランで1点を取られますが、どの打者も狙いを絞ってきた"山賊打線"相手に今日のアルバース投手で六回3失点は立派でした。

2、長打は正義

今日のヒーローになったアダムジョーンズ選手が8回にこのホームラン。

三戦で4本塁打と完全に波にノッテきましたね。昔書いたnoteのとおり、引っ張り方向に強い打球が打てる時のAJ10は手がつけられません。こうした場面で甘いボールをしばいてくれれば三振してもいいんですよ。

そして、その後も安達選手のスリーベース→T岡田選手のツーベース→伏見選手のツーベースで一挙3点をあげました。

ゲッツーやバントや盗塁を考える必要なく点が入っていく長打はやはり正義。本来、オリックスの戦い方はBig Boys打線に代表されるように長打攻勢だったはずなんです。今日のヒーローであるラオウや伏見選手が長打を下位で振り回せればいいですね。

来週はソフトバンク戦。苦手相手ですが、流れに乗って勝って欲しいですね。

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