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豊かな時間が過ごせる、大人の週末旅の歩き方!~茨城県・水戸市編~


1 大人の週末旅に出かけよう!

 「旅行」と聞くと「十分な準備をしてから出発するもの」というイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。例えば、家族で遠方の観光地に出かける、ディスニーランドにいくetcですね。

 しかし、近年は旅のハードルか非常に低くなっており、極端な話、十分は旅費と万が一のための健康保険証さえあれば、行き先も前日か当日の朝に決めても良いのです。泊まる宿はスマホ一つで10分もあれば予約できます。

 大人が週末の時間を創るには土日を使っても良いのですが、私の場合は、予め会社に事前申請して夏休みや有給休暇を取得し、金曜日を休みにします。そうすると、金・土・日の3連休が出来上がり、金曜日に出発に土曜日に帰ってきます。日曜日は予備日としています。土曜日に街歩きをしていてもう1日街を歩いてみたい気分になったら、もう1泊しても良いですし。ある種のご縁と偶然に身を任せて柔軟に旅をします。

 1泊2日と聞くと短き感じますが、実際に旅をしてみると思いのほか十分に豊かな時間を過ごせます!日頃の喧騒を忘れる旅に行ってみませんか?

2 今回、旅をした場所:茨城県水戸市

 水戸市に週末旅してきました。水戸に行くのは数年ぶりですね。なかなか意外に水戸に行く機会はあまり多くないのではないでしょうか。なので週末旅のし甲斐があります!

 ①特急列車には普段乗っている通勤列車とはまた異なる趣があります!

 常磐線の特急列車「ひたち」を利用しました。水戸に行く旅の目的の一つが気ままに特急列車の旅をしてみたいと思ったからです。特急列車は良いですよね!

 普段の通勤列車とは異なる上質(上品)さがあって、でも、新幹線よりもゆったりとした時間をかけて目的地に行く。スピードとか速さが重視される昨今、あえて時間をかけた鉄道の旅をして、水戸に向かう列車に乗っている時間も列車の旅を楽しませていただきました。 

特急「ひたち」

 ②水戸の玄関口・JR水戸駅に到着!

 水戸駅でお出迎えしてくださったのがこの方々(笑)。やはり水戸といえば「水戸黄門」です。全国の悪代官を懲らしめてくださっている、有難い方々です(笑)

「水戸」といえばこの方々。


 水戸黄門が地元で愛されていることに現れている様に水戸市は、徳川御三家・水戸徳川家が治めた土地です。そのため水戸藩もしくは水戸藩主と水戸市の発展の歴史には、非常に密接な関係があり、

 例えば、水戸城を中心とした藩政時代からの町割り、人々の暮らし、藩政における定め(ルール)、そして、何と言っても水戸は学問を通じた人材育成が奨励されており、この精神は今現在の水戸市にも引き継がれていることが、街歩きをしていて感じることが出来ました。

 ③ちなみに水戸藩主で特に有名な方々と言えば。

 水戸藩は徳川家康の11男・徳川頼房が藩祖です。歴代藩主で有名な方々はといえば、2代・徳川光圀(水戸黄門)、9代・徳川斉昭ですね。歴代の藩主の中で特に水戸藩の発展への影響が大きいのではないでしょうか。徳川斉昭は幕末の舞台となっている大河ドラマでは必ず登場する幕末の日本のキーパーソンの一人です。ちなみに、徳川最後の将軍、徳川慶喜は徳川斉昭の7男です。さらに、ちなみに一昨年の大河ドラマの主人公・渋沢栄一は徳川慶喜の家臣でありました。


徳川光圀が大日本史の編纂を開始しました。

 ④さっそく水戸の学問の聖地・「弘道館」に行ってみました!

 水戸藩は学問と人材育成を重んじていました。その表れの一つが、徳川斉昭がつくった藩校「弘道館」で、藩士の子弟が学んでおり、徳川慶喜も幼少期にここで学びました。

 弘道館は当時の創りのままに保存されている貴重な文化施設です。弘道館に入ると一番初めに出迎えてくれるのが弘道館の玄関さきの部屋(来客の控えの間だそうです。)に飾られている「尊攘」の掛け軸です。この筆遣いと漢字二文字で当時の水戸藩の気風が端的に表されている気がします。


印象深い筆遣いです。


 

 ⑤続いて、水戸城を歩いてきました。

 弘道館の道路を挟んで隣の敷地(というか弘道館は水戸城の三の丸にあります。)に立っているのが水戸城です。その入り口の大手門は存在感があります。お城の敷地内は御殿や天守閣等の建物は現存はしていないのですが、復元された二の丸・角櫓の内部を見学することが出来ます。当時の木造建築技法の一端を観ることが出来ます。

 水戸城の敷地には現在学校が建っており、水戸第一高校、水戸第三高校、水戸第二中学校、筑波大付属小学校、三の丸小学校があります。学問、人材育成に力を入れてきた水戸らしい光景だと思います。

 

敷地内は高校や中学校、小学校となっています。

恐らく弘道館を含む水戸城の敷地の中に学校があるという環境が水戸がこれまで培ってきた学問と人材育成の精神をこれからを担う子供たちに受け継がれる土壌になっているのは間違いないのではないでしょうか。お城の中に学校があり、先人たちの想いを感じながら学ぶという環境は生徒に自然と水戸が培ってきたものを伝承する上で重要な役割を果たしていると思いました。

3 1泊2日でも十分に豊かな時間を過ごせました!

 今回の週末旅は水戸市に行ってきましたが、日ごろの喧騒を忘れさせてくれる旅ができました。街歩きをして水戸の歴史や先人たちの想いに触れて、地元の美味しい料理を食べて贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

 私達、サラリーマンは日々、タスクがドンドン降りかかってくる慌ただしい毎日を過ごしています。その日その日を過ごすのに精いっぱいになってしまい、気が付いたらあっという間に12月の仕事納め。実は私なんです。ここ数年、時間の流れが非常に速く感じられます。あっという間に時が流れる感覚がします。

 なので、今回は水戸でしたが、戸の歴史の一端を訪ねる旅をしました。水戸の歴史や先人たちの想いに触れてその一日がゆったりと時間が流れるのを、その流れに身を任せて旅をしました。

 日々、慌ただしく時間の流れが速く、この「速く」感じている日方こそ、一度立ち止まり、ゆったりとした時間の流れに身を任せる旅をお勧めしたいです!良い旅をお過ごしくださいね(^^)v

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