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note「#読書の秋2021」 U-NEXTの課題図書を発表。読書感想文コンテストの投稿をお待ちしています

動画配信サービスU-NEXTは、2019年1月に動画サービスと電子書籍サービスを統合しました。そして2020年8月には、私たち自身も出版社の一つに加わり書籍を作るという挑戦を始めました。

これまでに手がけた作品は、デジタルのみの作品もあわせて20点(2021年10月17日時点)。けして数は多くありませんが、一つひとつと向き合いじっくり制作してきました。

出版社としてスタートを切ったばかりですが、この度「#読書の秋2021」に参加し、紙の本でも発行している4作品を課題図書に選びました。出版社としてのU-NEXT、そして、丁寧に贈り出してきた4作品を、ぜひみなさんに知っていただけるとうれしいです。

それぞれの物語が、みなさんの心に届きますように。熱いコメントを楽しみにお待ちしています。


課題図書【1】藤井清美『#ある朝殺人犯になっていた

#ある朝殺人犯になっていた

浮気淳弥うきじゅんや(28)は、佐藤昌紀まさき(25)と漫才コンビ「スレンダーズ」を組んで3年の売れない芸人。ある朝、目覚めた浮気は、SNS上に自分がひき逃げ犯だという噂が広がっていると知る。6歳の女の子がひき逃げされた悲惨な事件が時効を迎えようとしており、ネット民は怒り狂っていた——。「俺は関係ない」と否定すればするほど、過去が暴かれ、プライバシーが晒されてゆく。人生を取り戻すなら犯人を見つけるしかない!炎上や個人攻撃のメカニズムを赤裸々に暴き出す、迫真のジェットコースター・エクスペリエンス‼︎

ハッシュタグは  #ある朝殺人犯になっていた  でお願いします。

著者・藤井清美さんからの推薦コメント
小説を読む行為には、「いつか自分が体験するかもしれないことを予め読書を通して体験しておく」という効用があります。『#ある朝殺人犯になっていた』で描かれるのは、ある日突然、SNS上で全く身に覚えのないひき逃げの犯人にされてしまう主人公です。彼のように当事者になる可能性も、反対に、意図せずとも誰かを追い詰める危険性も、現代を生きるわたしたちは両方持っています。
この小説が、「渦中にいる現代」と向き合うきっかけになれば嬉しいです。


課題図書【2】チョン・ミジン『みんな知ってる、みんな知らない

みんな知ってる、みんな知らない

1995年6月4日、奇しくも同じ日に起こった“事件"により、9歳の二人の少女は49日間、一人きりでの軟禁を余儀なくされた。奇跡的に生還を果たして20年後、封印してきた記憶を二人が徐々に取り戻すとき、再び事態が動き出す!  韓国人女性作家の新星による、スリルに満ちたサスペンスの傑作。

ハッシュタグは  #みんな知ってる  でお願いします。

著者・チョン・ミジンさんからの推薦コメント
『みんな知ってる、みんな知らない』は、ある誘拐事件にまつわる四人の人物の物語です。誘拐された子どもが事件の記憶を失い、その後二十年ぶりに当時の記憶を取り戻すと、事件の真相に迫っていくという過程を描いています。そうして主人公は、やり直しのきかない過去に背負わされた心の傷に立ち向かっていきます。
誰にも忘れてしまいたい記憶があるはずです。この作品を通じて、つらい記憶に負けない勇気を手に入れてくれることを願っています。


課題図書【3】秋吉理香子『息子のボーイフレンド

息子のボーイスフレンド

専業主婦の杉山莉緒りお(40)は、高校2年生の一人息子・聖将きよまさからのカミングアウトをファミレスで聞き、衝撃を受けた。交際相手を自宅のランチに招いたところ、20歳で一流大学2年生の藤本雄哉ゆうやは非の打ち所がない好青年。母親を早くに亡くし、家事は勿論、祖母の介護までしている苦学生で、何より聖将に勝るとも劣らないイケメンだった。ひとまず二人の交際を認めた莉緒だったが、夫・稲男いねお(45)にはなかなか切り出せない……。聖将&雄哉、盛夏の熱い恋の行方やいかに? 家族の絆があったかくしみる群像劇!

ハッシュタグは  #息子のボーイフレンド  でお願いします。

著者・秋吉理香子さんからの推薦コメント
LGBTがメインテーマではありますが、それだけではありません。自分がゲイであることに戸惑いながらも懸命に受け入れようとする思春期まっただ中の男子高校生、その母親、父親、知人、そしてボーイフレンドからの5視点で描かれた物語です。
若き当事者の悩みや痛みだけでなく、家族の葛藤もセキララに描きました。
『息子のボーイフレンド』はLGBT小説であり、青春小説であり、恋愛小説であり、家族小説なのです。


課題図書【4】小野美由紀 『路地裏のウォンビン

路地裏のウォンビン

スラムで育ち、幼いころからスリで身を立てていたルゥとウォンビン。いつかこの生活から抜け出すことを願いつつも、生き延びるために汚れ仕事を避けることはできない。そんな二人を引き裂く出来事が起こる。養父母に引き取られ文化的な生活を手に入れたルゥにとって気がかりなのは、願ってもない別れ方をしたウォンビンのことだった。そして、偶然の邂逅からまたしても二人の運命が大きく動き始める。非力な二人がもがいた先に幸せはあるのか。アジアの架空の都市を舞台にした、少年二人の愛と青春の群像劇。

ハッシュタグは  #路地裏のウォンビン  でお願いします。

著者・小野美由紀さんからの推薦コメント
ずっとBLが好きで、BLとともに育ってきたので、その思いを形にしました。と言いつつ、そこまでポルノグラフィックな作品ではありません。BLになじみのない方でも抵抗なく読めるくらいの性的表現にとどめているので、ウォンビンとルゥ、ふたりの人間の物語として読んでもらえたらうれしいです。


課題図書の【試し読み】を公開しています


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