【結果発表】note「#読書の秋2021」 ご応募ありがとうございました
2021年10月にスタートした読書感想文投稿コンテスト「#読書の秋2021」に、U-NEXTは出版社の1つとして初めて参加させていただきました。
2020年8月に出版社としての歩みを始めたばかりのU-NEXTは、まだまだ読者のみなさんの声を聞く機会が多くありませんでした。だからこそ、19の出版社の84冊の課題図書の中から、U-NEXTの書籍を選んで、読んで、感想を言葉にしてくださったことに、心から感謝しています。記事にはならなくとも、出版社・U-NEXTの顔を知ってくださった方、書籍を知ってくださった方、興味を持ってくださった方、本当にありがとうございました。
投稿いただいた記事は、編集者がすべて読ませていただきました。さまざまな気づきをいただきながら、4つの作品を選ばせていただきました。担当編集者の選評とともに発表いたします!
『#ある朝殺人犯になっていた 』
怖さを味方に変えた
なべとも さん
(担当者からのひと言)
本作で著者が最も描きたかった、ネット社会ならではの恐怖を、見事に捉えてくださいました。この感想文を読み、小説へ食指が伸びる人が多いのではないでしょうか。また、装丁について「ミステリーのようであるがコミック系の雰囲気」と書かれていますが、実は、そこがまさに制作サイドの狙いの一つだったので、読者の方に伝わったことをうれしく思いました。
『みんな知ってる、みんな知らない』
己の過去と対峙する強さ。
日野笙 / Sou Hino さん
(担当者からのひと言)
本作は確かに苦しい場面が多くありますが、日野さんが「小さなスプーンですくったような僅かな光が見えた気がした」と書かれているとおり、ラストに救いはあります。本作を読まれたことで「小説の読み方」について新たな発見につながったというのは、この作品がそれほどにパワフルな小説だからだと受け取りました。
『息子のボーイフレンド』
生まれてきた子がLGBTQ+だったら
せやま南天 さん
(担当者からのひと言)
本作について、ユニークさ、バランスの良さ、読みやすさ、の三点を取り上げ紹介してくださいましたが、せやまさんの感想文にもその三点が十分に含まれていました。本作の特長を捉えてくださったこと、また、ある種「本歌取り」のようにユニークでバランスに配慮した読みやすいレビューを書いてくださったこと、本当にありがとうございました。
『路地裏のウォンビン』
愛の終着地点。小説「路地裏のウォンビン」を読み終えて。
目次ほたる/Metsugi Hotaru さん
(担当者からのひと言)
本書の書評で、溝口彰子先生がBLの醍醐味とは「愛の定義を再検討」することと書かれているのですが、目次さんのご感想文でもまさにそれを読み取ることができました。ご自身の経験をつづる導入から感想へ、という構造も見事でした。何より、と言えば失礼ですが、ヘッダー画像に目を引き付けられました。本書に合わせたアジアンテイストのカーペットに一条の光。数多くの作品から本作を選んでくださったこと、また多大な労力に感謝いたします。
今後もU-NEXTでは、1作品1作品、丁寧に作品をお届けしてまいります。ぜひ今後もご注目ください。
「#読書の秋2021」コンテスト全体のレポートはこちらをご覧ください。
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