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32.都内の観光地で(番外編:東京は公衆トイレまできれい)

東京という街は街自体が大きくて、新しいものや歴史的なものが入り混じっているので海外から来る人にはとても魅力的な街です。
 
大きさは普段住んでいるとあまり感じませんが、ニューヨークや上海など一部の大都市以外はパリでもロンドンでも市街地はそれほど大きくありません。
 
しかも清潔で安全だし。
 
最も30年くらい前までは、新宿などでは路上にごみが散乱していた場所もあり、靖国通りを歩いている時に、
“ What is the smell ?“
(何の臭い?)
と異臭を不審に思って訊かれたことがありました。
今ではあまり想像できないですことですねぇ。
 
公衆トイレも多数あり、それが清潔なことに当時日本に住んでいたフランス人の上司に感心されたことがあります。
“ Many public toilets in Tokyo. I am impressed they are very clean.”

そう言われてみると、街中に無料の公衆トイレがあるのは日本だけかも


海外だと空港や駅以外では公衆トイレ自体があまりなく、パリなどには有料のそれもありますが、壊れていることが多いですね。
ボクは利用したことはないのですが、前述のフランスの方によると中もあまりきれいではない由。

パリなどでは時々見かける有料トイレ
入ったことはありませんが


日本でも緊急時には駅、コンビニや喫茶店などを利用しますが、海外だと数も少ないですし、ヨーロッパだと建物が古いところが多いせいか、地下のうすぐらいところにあることが多いような気がします。
 
プライベートの旅行でパリに行ったときのこと。
お兄さんが2人でやっている小さなカフェで昼食を取り、ツレがトイレにいこうとして場所を尋ねたら、何故かとても困った感じなので、訳を訊くとお店にはトイレは無い由。
 
我々もこれからまたトイレを探すのは面倒なので、君たちはどうしてるのかを尋ねると、2階の住居にはあるということなので、お願いしてそこを貸してもらいました。
人のよさそうなお兄さんたちが恥ずかしがっているのがおかしかったですけど。
 
展示場などでも以前は有料で、入り口のところにおばちゃんがいて、小銭を渡さないと入れないところもありました。
 
そういえば、もう30年以上前ですが、最初のドイツへの出張で、レストランの例によって地下にある薄暗いトイレに行った時の事。

これは割と最近のドイツの優良トイレ
空港や駅などでは無料です


ボクはドイツ語が全くダメなのでドアに “Damen” “Herren”と表記されてあってもどちらが男性用か分かりません。
 
”Damen”って”Men”が入ってるし、「ヘレン西川」って女優さんもいるからなぁ、とか適当なことを考えながらDamenのドアを開けようとしたら中からおばあちゃんが出てきました。
 
あの時はかなりアセりました(-_-😉。
 
ウオシュレットもヨーロッパではほとんど普及していません。
 
かなり値段の張るホテルにもありませんねぇ。
貯水タンクの構造が日本のそれとは違うせいだと聞いたこともありますが、上海では同じホテルで以前は無かった後付けのタイプを見たことがありますので、それだけが理由では無い様な気もします。
 
冬のヨーロッパの出張時などはせめて便座のヒーターくらいはつけて欲しいと思いますけどねぇ。
 
まあ、いろんな意味で日本のトイレ事情は世界でも最優秀なのだと思います。

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