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40. 韓国で(その9:韓国の和食 Part 3)

また別の会食の機会に連れてってもらったのが「しゃぶしゃぶ」。
 
なべが4つに仕切られているので、おや?とは思っていたんですがね。

最近ツユが2種類の鍋とかで使われているものがありますが、その4分割バージョンでした

仲居さんが沸騰したお鍋に野菜類を入れた後、お肉を数皿持って戻ってきました。
 
さて、では始めましょうか、と思ったら、お姉さんはお肉を一皿全部お鍋の中に放り込みます。
 
ええぇ…、何してんの?と突っ込むスキをこちらに与えずに、鍋を4カ所順番にぐりぐりかき回し、それぞれをじっくり茹で上げてから、一人づつ小さいどんぶりによそってくれました。

使われている食材は日本のものとほぼ同じ。
あ、もやしは(韓国のもやしは美味しい)珍しいですが。

あー、折角お肉は薄切りなのに😢。
 
これって、焼肉と同じパターンですよね。
同じく、すき焼きの場合も最初に焼いてもらえて有難いことの方が多いですが(ま、ペースが仲居さん任せになりますけど)、しゃぶしゃぶはねぇ。
 
早くも第二弾の投入準備態勢に入ったおねえさんにはちょっと待ってもらいつつ、ニコニコしながらお肉をホオばりつつ
“ Is it same in Japan ?”
(日本と同じ?)
 
と聞いてくる同僚に、「しゃぶしゃぶ」って名前の由来を説明しようかと思ったのですがね。
 
“Well…,Almost ….”
(んー、まあ大体ね。)
 
韓国の和食はもちろん日本のそれとは違うことが多いのですが、でも欧米にみられる(特に日本人が関わっていないお店で)いわゆるFAKEではなく、ローカルのアレンジが入って「ちょっと違う」ことが体験できるという面もあるのでした。
 
なので、今回もまあ、これはこれで牛鍋だと思えば良いか、タレもポン酢とゴマダレがあるし(キムチもあるし)。
せっかく薄切りにされたお肉がカタめにゆで上げられるのがちょっと残念ではありましたが。
 
北京では一度全員が一緒につつく鍋を食べたことがあるのですが、この時は鍋ツユが2種類で一つは白湯、一つは火鍋で、別にタレはなく、日本の寄せ鍋と同じく鍋ツユの味で頂くものでした。

この時は大人数という事もありましたが、お肉と野菜類だけでなく海鮮類までありとあらゆる食材が目の前に並びました。

その時は食材が豊富なことに、中でも「すっぽん」が出てきたのにはちょっとビックリ。
 
"This is very good for your health."
(体に良いんだよ)
と、「エンペラ」を嬉しそうにカジる北京支社の同僚を見て、中国でも高級食材なんだなぁと。

この時出されたのは甲羅もついていたので、ボクはちょっと遠慮しました

まあ、例外はこれとフォンデュくらいなんでしょうか。
やっぱり複数で同じ鍋の中でお肉を泳がせるのは日本以外では違和感があるのかも、と思った次第。

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