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41. 6年ぶりのヨーロッパ(その7:国境を越えてフランスへ)

さて、翌日は陸路国境を越えてフランスへ。
 
国境に近づくと、車線は1つになり、ハザード(というかクランク)を徐行で抜けていきます。
久しぶりに通過しましたが、今回初めて止められました。

この先にハザードがあって一台づつ徐行で通過して行きます

もっとも止められたといっても、タクシーのドライバーさんが窓を開けて警官と話しただけで(ま、「決してアヤしい者では…。」とか話してるンでしょうけど)、パスポートを見せたりとかはありません。
 
スイスは物価が高いので、フランスに住んで通勤する人が多い由で、朝晩は(一車線のハザードを徐行で通過するので)大渋滞になります。
 
実際に、前の晩監査部門の一人に聞くと
“I am living in Annecy.”
(住んでるのは(フランスの)アヌシーだよ)
“Are you crossing border everyday ?”
(ってことは毎日国境を越えてるワケ?)
“Yes, it takes about 20 min. , but another 10-20 min. by traffic jam in the morning and evening.”
(そう。普通は20分くらいなんだけど、朝と晩は渋滞でさらに10-20分かかるね)

ま、今朝我々は逆方向に向かってるので。
 
フランスでのお仕事を終えて戻ってきてから、同僚3人と最終日のディナーへ。
旧市街は湖にほど近いメインストリートからは結構急な坂道になります。
元々は砦が丘の上に出来て、そこから旧市街が坂に発展して言った由。

結構急な坂道です
その途中にこんなお店も
外から撮っただけですが

以前行ったレストランに行って見るとこれまた10時まで満席の由。
まさか入れないとは思っていなかったので(今までは一度もなかった)、さてこれは困ったぞ、と。
 
ジュネーブは初めての2人の同僚に、
「クリントン元大統領も来た美味しいところに連れてくよ」
と大見得(?)をキッた手前もあり、今しがたツレなくボクの予約を断った係のおじさん(蝶ネクタイしてましたね)に、
 
“Would you let me know another restaurant who is equivalent to you.”
“Walking distance, please.”
(おたくと同じレベルの別のお店教えてくれませんか?あ、徒歩圏内でお願いします。)
と厚顔なお願いをしたところ、ちょっと考えてから、そこからほど近いところを教えてくれました。

25.Geneva(ジュネーブ)の観光スポットで(その3:ショー・ウィンドウにはおねえさんたちだけでなく…)|undo01 (note.com)
 (以前書いた、そのお店で食べた時のお話)

そこも結構混んでいて、入れてラッキーでしたけど。

坂の一番上にあったお店
前菜の生ハムとチーズ
ラッキョウみたいなのは(多分)小さなタマネギ
めちゃスッっぱかったです
ボクは仔牛のソテー
同僚の一人はソーセージ 

さて、その帰り道。
水を買いたいという同僚が見つけたホテルそばのKIOSK(コンビニ)は何だかアラブ系の(こっちからすると)妙な感じのトコでしたが、それほど広くはない店内に他のお客さんもやって来たので、買い物はしないボクは外で待ってようと出たところ…。 

なんとATMが路上(KIOSKの隣)に。

外にあるATMは初めて見ました

日本以外は外に自販機はない(アムステルダムでコロッケの自販機は見ましたけど)と思っていたので、しかもATMとは、と少々驚いて写真を撮っている横を若い女性がジョギングで駆けて行きました。
 
いやぁ、今更ながらですが、ジュネーブ、かなり安全なんでしょうね(あ、そうではない一角は知ってますけど)
 
帰国の朝、ホテルは朝食付きではなかったので、空港で買ったベーグルとコーヒーは…。
物価高のトドメに14スイスフラン(1フラン≒170円とお考えになると目安になるでしょう)。
 
帰りは今度は南回りで成田へ。

フランクフルトでの乗り換えもバスでターミナルへ
近距離便は国内線の地方路線と同じ扱いですね
最初はロシアめがけて飛んでるかと思いました
でも「キエフ」の表示は変えとかないとね
中国の上は飛べるンですね

プーチンのせいでまたも2時間余計にかかり13時間で成田に。

そこからリムジンバスでやっとタドリ着いた渋谷も雨。 
とっととタクシーを拾ってと思ったら、これが全然拾えない。
来るのは「迎車」ばかり。 
アプリの普及が進んで、今や「流し」のタクシーは絶滅状態なことを知りました。

ほぼ毎日通っているのに、何を見てたんでしょうねぇ。

早速アプリを立ち上げても「乗車まで20―25分」とのツメたい表示が。
タクシー乗り場も雨のためでしょう、長蛇の列。

結局、最後もトランクを抱えてズブ濡れになって電車で帰ってきました。


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