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世界遺産を歩く!

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NOTEを始めてから訪れた世界遺産の記事をまとめてみました。余裕が出てきたら過去に行った世界遺産もまとめたいと思っています。
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2023年10月の記事一覧

がっかり世界遺産?トルコのパムッカレ〜後半〜

このところがっかり世界遺産と言われるらしいトルコのパムッカレ。前半はその背景やインフレの入場料について書きました。 後半の今回は果たして本当にがっかりか、実際にパムッカレを歩いてみます。 歩行者専用入口からの感動の景色 パムッカレの町からすぐの歩行者用入口から入場しました。すぐ真っ白い石灰のみちになるので、受付で言われた通り靴と靴下を脱いで丘を登っていきます。地図上の赤線がそのルート。 唯一人が入ることのできる石灰棚があるのがこのルートです。 少し行くと温泉が流れてい

がっかり世界遺産?トルコのパムッカレ〜前半〜

世界遺産に登録されているトルコのパムッカレ。温泉に含まれている炭酸カルシウムが白く堆積した石灰棚が有名ですが、正式には「ヒエラポリス・パムッカレ」と呼ばれ、自然遺産であるパムッカレと文化遺産である古代遺跡ヒエラポリスとの複合遺産になっています。 パムッカレはがっかり世界遺産?パムッカレは写真を何度も見たことがあり、こんな↓景色が見れると思っていました。石灰棚に炭酸カルシウムを含んだブルーの温泉のお湯が流れ込み神秘的な景観を作っています。 そしてこういうイメージ。 ところ

世界遺産、東と西が融合するロドスの旧市街を歩く

前回はギリシャ、ロドス島のロドスにある要塞を巡りました。 今回はその要塞内にある旧市街を歩きます。要塞とその内部の旧市街は、中世都市として世界遺産に登録されています。旧市街は4キロの長さの要塞に囲まれ、200近い道があり、かなり大規模です。 ロドスは年々人気が急上昇していて、今やオーバーツーリズムで有名となったサントリーニ島やミコノス島には行かず、ロドス島を含む他の島に流れる傾向だそうです。 旧市街はヨーロッパとトルコの雰囲気が入り混じり、エリアによってはトルコにいるよ

要塞がとにかく圧巻、世界遺産のロドス島ロドス

クレタ島からフェリーで降り立ったロドス島のロドス。 ロドスは聖ヨハネ騎士団が築いた中世の城塞都市で世界遺産に登録されています。その規模といい、保存状態といい、とにかく素晴らしい要塞だったのでぐるっと一周歩いてみました。 ロドスの要塞の歴史旧市街を囲む要塞は全長4kmもあり、隣国のオスマントルコ帝国の脅威から守るために14世紀初頭から建てられたそう。実際、オスマン・トルコの支配下になるまでの2世紀もの間、攻撃から町を守り、その間ロドスは大きく繁栄したそうです。 ロドスの要