TOEIC試験当日のメンタルの保ち方

TOEIC試験当日に予期せぬハプニングが起こった時、あなたならどう対処しますか?
たとえば「早めに到着して勉強の最終仕上げをしようと思っていたのに電車の遅延でギリギリになってしまった!」「試験中に前の人の貧乏ゆすりが気になって問題に集中できない!」などの事態に見舞われてしまった時、「あぁ、もう今日の試験はダメだ…」と落ち込んでしまいますか?
でもせっかく今日のために毎日コツコツと勉強をして、高額な受験料を払って、時間をかけて試験を受けに来たのにそこであきらめてしまってはとてももったいないですよね?
そんな時は気持ちをサッと切り替えて「おいしいネタができた!」と考えてみてはいかがでしょうか?参考までに私がTOEICで990点満点を取得した時のエピソードをご紹介します。


その日、私の席の隣は誰も来ていなかったので「ラッキー。一人で机を広々と使える」と内心喜んでいました。
ところが試験開始直前になって隣の人が到着しました。
その方は結構ふくよかな体格でさらに荷物もたくさん持って登場し、机の周りは荷物だらけになりました。
筆圧が強く、その方が何か書く度に大きな音が周囲に響き渡りました。
消しゴムで消す時には机がグラグラ揺れるほどでした。
でも私は「おいしいネタができた!」と思って気にせず試験に集中しました。そしてその後家族や友人に「TOEIC面白エピソード」として面白おかしく何度かこの話を語って聞かせました。(そして今もこうしてみなさんにご紹介することができました!)

このように、TOEIC試験当日にはさまざまな不測の事態が起こります。そんな時は慌てずに落ち着いて「おいしいネタができた」と考えてみてください。自分の状況を客観的に見て、後で家族や友人にどう話そうか具体的に考えておくのもハプニングから気を逸らして平常心を取り戻すのに役立つと思います。ブログやツイッターをやっている方だったらどう記事を書くか考えてみるのもいいですね。もしまだ会場に到着する前でしたらその場でエピソードをアップしてみてもいいかもしれません。誰かから励ましのコメントが来るかもしれませんし…。とにかく気持ちをすぐに切り替えることが大切です。

そして試験中は時間配分に気を配ってとにかく「時間内に終わらせる」ことを心がけましょう。時計はアナログの文字盤タイプを持って行くのがおすすめです。デジタルだと残り時間を計算しなければなりませんが、文字盤でしたらすぐにあと何分残っているかをイメージしやすいからです。そしてセクションごとに何分までに終わらせるかを決めておいてその時間までに終えるよう常に時間をチェックしましょう。そして時々自分で自分に「大丈夫、落ち着いて」「その調子!」「もう少しペース上げていこう」など声をかけてあげましょう。スポーツ選手にコーチが声をかけるようなイメージです。

最初はなかなか時間配分が難しいかもしれませんが、慣れるとペースがつかめてきます。「途中まで全問正解」よりも「ところどころわからない問題や当てずっぽうで答えたもがあったとしても最後まで終わらせる」ことを目指しましょう。最後まで終えられない人がクオリティをそのまま維持しながらスピードを上げるよりも、とりあえず最後まで終えられる人がクオリティを上げていくことの方が簡単です。なぜなら後からスピードを上げようとするとどうしてもクオリティが下がってしまうからです。逆にスピードが身についている人は回数を重ねるごとにそのスピードを維持しながらクオリティも上がっていきます。そしてさらにスピードも加速していくというわけです。他の試験と違ってTOEICにはあまりじっくり考えて解く問題がなく、どれもサッと読んで(あるいは聞いて)パッと答える問題です。自分で考えて記述する方式ではなく、4つのうちのどれかを選ぶだけです。とにかく最短で最善の答えを選ぶ力を身に付けましょう。

そして、その日のテストを最後の問題までやり遂げることができたら、「よくやった!」「すごい!」と自分をほめてあげることもお忘れなく。

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