Fランクファンタジー(その3)


 魔帝国オルトキアを打倒するため西に向かったクリスタル戦士、アークスはボックスルートの街にたどり着いた。
「明日からの戦いに備えて今日はゆっくり休息しよう」
 アークスはボックスルートの宿屋で休息を取ることにした。アークスは食事をしっかり食べ温泉に浸かり旅の疲れを癒やした。

深夜、ボックスルートの街に魔帝国オルトキアの悪しき陰謀が発動しようとしていた!
「ロウテール村を焼きに行った雑兵を倒し、更にはデモンブレインを倒したクリスタル戦士が、ボックスルートに現れたようだな……」
 オルトキア将軍ブラッドステインが残忍な表情でボックスルートを見下ろした!
「しかし、クリスタル戦士の生命はここで終わりだ、一撃必殺の策、アロンダイトウォールによってな!」
 ブラッドステインはボックスルートごとアークスを滅ぼそうとしていた!
「ククク……アロンダイトウォール起動!」
 超巨大なアロンダイトウォールが動き出した! 危うし!

§§§§§

「アークス殿! 起きるでござる!」
 寝ていたアークスは目が覚めた!
「お前は、暗黒忍者ノブオ! なぜこんなところにいる!」
「詳しい説明は後でござるよ……アロンダイトウォールが動き出したでござる」
「非人道的兵器アロンダイトウォールが動いただと! なんて卑劣なやつだ! 許さん!」
 怒りに打ち震えた二人は宿屋を飛び出してアロンダイトウォールに立ち向かった!
「グググ……死ね!」
「何たる凶悪な声だ! 生かしてはおけぬ!」
 アロンダイトウォールは一定確率で状態異常を付与するブレスを定期的に吐いてくる敵だ!
「暗黒忍法、空蝉!」
 ノブオの忍法を駆使しながら戦い、アロンダイトウォールの弱点のサンダーをついて倒した!
「アロンダイトウォールを倒しただと……皇帝陛下に知らさなければ……オルトキアに最大の脅威が現れたと!」
 ブラッドステインは慌ててその場から去った!
「ノブオよ俺と一緒にビッグバンに行かないか?」
「微力ながら助太刀するでござる!」
暗黒忍者ノブオという心強い味方が加わりアークスの度は続いていった!

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