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禁煙成功(後編)
ずいぶんと秋も深くなり、夜風が気持ちいい季節となりました。
ということさは、タバコがおいしい季節でもあります。
今回の記事では、さようなら、タバコ(前編)
の続きをつらつらと書いていきます。
前半の記事では、タバコをやめるきっかけについて述べてきました。
ここからは、やめると決心した後、どのようにして悪魔のささやき(タバコ吸っちゃいなよ)に打ち勝ってきたかについてでございます。
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実はわたし、これまでの人生で2度、禁煙に挑戦したことがありまして…
一度目は右膝の前十字靭帯を断裂して1ヶ月ほど入院した時。
(いつかこの時のことを記事にしてみたいものです)
二度目は、職場の同僚5人で禁煙しようと誓い合った時。
一度目は、病院自体が禁煙だったため、強制的にタバコが吸えない状況。
(禁煙にはもってこいの環境)
しかし、退院した足でセブンイレブンに入った瞬間アウト。
レジの後ろでさんさんと輝くタバコ達。
おもわず店員さんに、
「セブンスターのソフト1つ」
と言ってしまった。
その後、外の喫煙ブースで吸ったタバコが格別に旨かった。
(喫煙者の皆さまなら容易に想像がつくはずです)
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二度目の、同僚と禁煙を誓いあった時については、3行ほどで終わらせてもらいます。
結果は、3日で断念
同僚の1人が吸ってしまったため、雪崩の如く伝染していきました。
そして、今回。
タバコ、ライター、灰皿をゴミ箱にそっと入れ込み、覚悟を決めた。
禁煙初日は、気合いが入っているため、ガムを食べたりコーヒーを飲んだりしながら無事に乗り越える。
二日目、問題はここから。
やはり何事も気が抜けてきたときが勝負所である。
無性にタバコが吸いたい。
ここで、文庫本2冊をバッグへと放り込み、スタバへと出かける。
近所のスタバは全面禁煙。
タバコの煙を見ることもなければ、匂いが漂ってくることもない。
スタバラテ片手に文庫本を読むことに没頭した。
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このスタバへと出かける行為が、禁煙を手助けするブースターとなった。
禁煙は順調にすすみ、3日、4日、一週間と経っていった。
この間、わたしを支えてくれたのは、妻でもなければ、愛娘でもない。
(失礼きわまりない)
「またスタバでゆっくり本を読みたい」
この想いだった。
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同僚や友人たちからは、
「どうせいまだけ」
「一本いる?」
「むりむり」
などなど、喫煙者に引き摺り込もうとしてくるのを必死に耐え、2ヶ月が過ぎ去っていった。
不思議なことに、2ヶ月経てば悪魔のささやき(同僚や友人)がなくなった。
それどころか、「すごいな」と褒めてくれる。
禁煙をしたことで、生きていく上ではまぁまぁ大切な
「自信と時間」
が手に入った。
この時間を、ダラダラするゲームやテレビにあててしまっては元も子もない。
この調子で成長し続けていきたい。
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