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霜月の締めは 白糸ノ滝ライトアップで

富士山世界文化遺産登録10周年を記念した二夜限り(11/23、24)の限定企画「白糸ノ滝ライトアップ」(静岡県富士宮市)に出向いてみました。

白糸ノ滝は知名度こそ全国区の観光スポットですが、ご多分に漏れず地元住民が頻繁に足を運ぶ場所ではありません。実際わたしも前回訪れてから20年近くも行ったことがなかったのです。

当日、無料開放された駐車場にすんなり入ることができたのですが、6時半の時点でほぼ満車状態でした。日中は暖かかったものの、標高が500m弱ありますので、日没後は肌寒く感じます。

さっそく、時計回りで園地をめぐります。
滝へ降りていく遊歩道は要所要所に臨時の照明が増設されているので、まっ暗闇にはなりません。園地を周回したい方はハンドライトを持参したほうが良さそうでした。

途中、展望スポットがしつらえられてあり、赤いLEDで照らされた木々の向こうにのぞく滝の遠景を撮影することもできます。あまりに真っ赤なのでシュールな絵面になってしまいました。「一部のインバウンド客に受けそうなコンテンツかなぁ」と思われます。

キモチイイくらい、赤に振り切ってます😓

谷に降りると、上手にライトアップされた白糸ノ滝の眺めが圧巻です。日中よりも「白糸感」が強調され、今まで見たことのない幻想的な景色が広がっていました。

ブレてますのでご容赦を

「どの位きれいだったのか?」
と尋ねられても私の文章力では到底表現できないのですが、
なんとか例えれば、
「様々なカタチでヒンヤリ流れ落ちる、水が主役の大パノラマ劇場」
といった雰囲気でした。

本流の滝より、
はしっこで控えめにちょとちょろ落ちる流れが、健気でスキ

来場者もうっとり眺めるというより、ひたすら撮影に勤しんでいます。
わたしのスマホだと手ブレがひどくて打率3割程度。
絶好ポイントに三脚で陣取られるのは少し迷惑。
これも時代ですね。

帰り道、上から覗くとこんな感じ

滝は1時間もあればゆっくり鑑賞できます。駐車場に戻った時点で7時半でした。
ライトアップ終了が8時ですが、駐車場入り口には入場待ちの車が並んでいます。入り口を間違えて逆走する車はいるわ、誘導係のおじさんも細かいことがよくわかっていないわで、少しカオスな雰囲気になっていました。周辺が真っ暗な環境ですから、有料対応で良いので、確実な場内誘導や予備駐車場の準備などが必要ですね。

たたずまいはイイ感じなのです

地元観光組合の主催ということもあって、土産店への入り込み状況を見てみましたが、イベントの集客が売り上げにつながっているかどうか、少し厳しそうな雰囲気でした。

個店レベルでも、夜間イベントに対応した何か販促活動があればもう少し賑わいが創出できたのかな?と思われます。

夜間イベントの運営は本当にタイヘンだということは良く知っています。仮設照明の設置や駐車場の誘導など、観光組合のご苦労がしのばれるライトアップでしたので、来場者・主催者双方にメリットを感じるようなイベントとなれば、今後も長続きするのではと思いながら、会場をあとにしました。

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