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近所の公園にライオンを放つな

最近、多くの有名人がnoteに参入してきている。ここでは名前を挙げないけど、「まじ?!?!?!」みたいな人達がこぞって有料マガジン出して小銭を稼いでいる。

こんなことを言ったら確実に叩かれるだろうけど、正直「やめてくれ」と思ってしまう。

今まではテレビとインターネットの世界には隔たりがあった。明確な境界線があり、テレビの中の有名人の主戦場はテレビだけで、たまーにブログを書く人がいるくらい。
インターネットでは、癖強めの一般人が面白いコンテンツを次々と発表し、ファンを集めて有名になっていった。

でもここ最近、このテレビとインターネットの境界線が曖昧になってきている。YouTubeがいい例で、若手芸人なんてYouTubeをやっていない方が珍しいくらいだろう。知らんけど。

こんなの、小学生のちびっ子相撲大会に、大相撲の力士が参入してくるのと同じじゃない???????

テレビの中の有名人はnoteにちろっと文章を書いただけで数千いいねを集める。ずるすぎる。こんなの、近所の公園にライオンを放つのと同じだ。生態系が崩れるちゃうじゃんか。本当になんなの。やめなよ。

そもそも、みんないいねしすぎ。本当にいいねと思っているのか?結局内容なんてどうでもよくて、書いている人が有名だから、という理由でいいねしているだけでは無いのか?「〇〇さんが書いたから」ってだけでいいねしてないか?そんな世界、つまらなくないか………?

自分がライターにならなかった最大の理由はまさにこれで、「何を書いたかより、誰が書いたかが大事」だからだ。確かに超絶ばちんこオモロコンテンツを生み出せればバズるのは間違いない。そういうコンテンツにいいねが数千付くのは大いに結構。でも「〇〇さんが書いた」ってだけで別に誰でも書けるようなコンテンツに数千いいねが付くのはさすがに悔しい。一気にやる気が削がれる。

別に「俺はインターネットの世界で有名になりたい!!!」っていう願望がある訳では無いけど、何かコンテンツを発信する時って「色んな人に見てもらえたらいいな」って思うじゃないですか。そのために色々な工夫をする訳だけど、結局は「作った人が有名か否か」で大きく結果が左右されてしまうのって、釈然としない。

時代の流れとしてしょうがないし、こんなこと言ったところで自分は結局何者にもなれない。この状況の中で考えるべきは「じゃあ自分はどうする?」ということだけ。それは分かってる。分かってはいるんだけど。

いいコンテンツって何なんだろうね。

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