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アンパンマンはすごい

月・木更新のコテンラジオの最新シリーズがやなせたかし編で今日が最終話。

いやーいい話だった。


やなせさんがかなり高齢になってからアンパンマンがヒットした、というのは何となく知っていたけどアンパンマンにたどり着くまでの物語がすごかった。(詳細は↑のシリーズを遡ってくれ)

そしてもう引退してもいいかなと思った頃に東日本大震災が起きて子どもたちがアンパンマンマーチを聞いて笑顔になったとか元気になったという話を聞いて生涯アンパンマンを届けることを決めるっていうところで涙出た。
アンパンマンが誕生したとき、既に私は大人だったし、子どももいないから実はちゃんとした話を知らないしアニメも見たことない。

だけどある一定年齢の子どもたち(だいたい3歳以下くらい?
?)がほぼ100%アンパンマンに夢中になるという話は周りのママさんたちから聞いていて、いったい何がそんなに子どもたちを惹きつけるんだろうすごいな、アンパンマンと思ってた。

けどこのシリーズでやなせさんの体験談を聞くと、子どもたちはちゃんとストレートに受け取ってるんだなぁと思うしよくわからないけど、アンパンマンに夢中になる子供たちがいる日本の未来は悪いものにはならないんじゃないかとさえ思える。

来年の朝ドラも楽しみだな。朝ドラはやなせたかしさんの妻のぶさんが主人公らしいけど。

「ゲゲゲの女房」スタイルかって思ってたら深井さんも同じこと言ってた。水木先生もやなせさんと同じく戦争経験者だから通じるものがあるかもしれない。ただ水木先生はずっとマンガを描き続けてたけどやなせさんは自らを便利屋というくらいいろんな仕事をやってきて全ての経験がアンパンマンにつながったから物語の雰囲気はかなり違ったテイストになりそう。

CotenRadioは最新シリーズと並行して初回から遡ってコツコツ聞いててようやく2022年の鎌倉殿シリーズまで来た。

今日は頼朝がライジング(CotenRadioのパーソナリティの方たちはよくこの表現を使う)して平家が壇ノ浦で滅亡するまで。やーー面白いね。なんで義経が頼朝に討たれなきゃならないのか、とてもわかりやすかった。

頼朝は源氏の棟梁だけど鎌倉武士団の棟梁でもあり、朝廷とうまくやりつつ武家政権を成立させる基礎を固めてたところだったんだよね。そして義経は鎌倉武士団に入ってないってところが分かれ目だったんだ。

この説明めっちゃしっくりきた。
だから鎌倉殿なのよね。いやー「鎌倉殿の十三人」ってよくできてるしこの時代はほんとに面白いね。

この鎌倉殿シリーズ、CotenRadioあるあるで背景から話始めるので最初は平安時代の藤原道長の摂関政治あたりの説明もかなりしっかりやって、その後平家が出てきて、と続くので「光る君へ」「平清盛」「鎌倉殿の13人」という大河ドラマリレーになってるのも面白かった。

あともう少しで私が聴き始めた2022年11月の老いと死の歴史シリーズにたどり着く!!

このシリーズはCotenRadioらしさが詰まってるシリーズでそのあとの
障害の歴史、福祉の歴史と続く長大な3部作でここで一気にファンになった。一つの事柄に焦点を当てて横断的に深堀するってすごい労力かかると思うけどそれによって「メタ認知」を獲得できるんだよね。本当にありがたい。

追い付くまでに1年以上かかったなー
それだけ聴きごたえがあるってことだ。
聴き返したいシリーズ(カエサルとか三大宗教とかチンギス・カンとか)もたくさんあるんだけどまずは追い付いてからね。


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