紙本と表紙絵依頼とイトミミズについて
そうだ、本を作ろう
こんにちは夕凪です。世界の片隅でBLを書いてる文字書きです。
不憫受けをこよなく愛していますので、作品の9割ほどはたぶん不憫受けに仕上がってると思います(よっ、ワンパターン)
それはさておき、最近はひとつの作品を完結させるごとに、
「あ~、文庫本作りたいな」
という気持ちがむくむくと湧いてくるようになりました。
っていうか完結してなくても、これが完成したら本にしよう、と考えるようになってしまいました。(完成してないのに!)
で、本を作りたいな~と考えだしたら止まらないのが、
「表紙絵を描いてほしい!!!!」
という欲求です。
そう。表紙絵。
自分に絵心があれば自分で描きますが、なんせ私は絵心もなければ色彩センスもない、キャラを想像する想像力もないし、色塗りをする根気もない、ないない尽くしで絶望的です。
これでよく小説なんか書けるなと思いますが、小説はほら、『絶世の美少年が窓辺ではかなげに微笑んでいる』とか書いたら皆が勝手に想像してくれるじゃないですか。
文字ってコスパ抜群ですよね。
話が逸れました。
表紙絵。これを絵師さんに依頼しないことには、文庫本が作れない。
いや、作れないことはないけど、せっかく作るのだからやっぱり表紙絵が欲しい!
欲しいんですよ!! 文字だけじゃない、イラスト入りの表紙絵が!!
それが文字書きってもんなんですよ!
というわけで。
そうだ、表紙絵を依頼しよう
自分で描けないなら他人様に描いてもらえばいいじゃない、と脳内のアントワネットが囁きだしたら、もう表紙絵を依頼することしか考えられなくなりますので、どなたに依頼しようか……と具体的に悩み始めます。
そしてここからが、長く険しい道の始まりとなるのです。
表紙の依頼って、たぶん皆様が思ってる以上にめちゃくちゃ難しいんです。
なぜなら私が、人見知りのコミュ障だから。
お友達たくさん居て、縦とも横ともつながってるような文字書きさんなら、誰かしらのツテで依頼できるのかもしれませんが、私は自他ともに認めるぼっち。ぼっち・夕凪なのです。
しかもぼっちの上にイトミミズ並みの心臓。さらにコミュ障という三重苦!!
でも、指を咥えていても表紙絵は降って来ませんので、ここは頑張って一歩踏み出します。
ぼっちなりに、Twitterの海を漁って好みの絵柄を探します。
なぜTwitterかというと、ココナラとかのサイトで探すよりは、『絵師さんの普段の絵が拝める』『絵柄の雰囲気を把握しやすい』ような気がするからです。
あとは、フォローしたり控えめにいいねを押したりしてさりげなく自分の存在をアピールできるから(姑息)。
そういうジャブを繰り広げつつ、泡を飲んで酔っ払った勢いを借りて、表紙絵の依頼をするのです。
表紙絵の依頼は自分へのご褒美かつ究極の贅沢
前述した通り、表紙の依頼というものはコミュ障イトミミズぼっち・夕凪にとってはかなりかなりハードルが高いです。
そしてお金もかかります。
表紙絵の依頼料は絵師さんごとに違いますし、相場とかもわからんちんなのでアレですが、お金はかかる。
そして依頼中はできるだけ良い気分で作業をしていただきたいので、めっちゃ気を遣う。イトミミズゆえに、めっちゃ気を遣う。
なにがNGワードかわかんないし、どこまで絵に口出ししていいかわかんないし、ちゃんとした感想も言えないし(いつも、「すごいです!」「うつくしいです!」ばっかりになる)、とにかく気を遣います。
※※絵師さんは皆さまとてもやさしくて、「気になることがあったらなんでも言ってくださいね~」と言ってくれるので、私が一方的にビビってるだけです※※
ではなぜ、めちゃくちゃハードルが高くて、お金もかかって、気も遣うのに毎回表紙絵を依頼しているのか、というと、
表紙絵を描いていただくことは自分へのご褒美かつ究極の贅沢だと思ってるから!!
なんですよね。
自分好みの絵を描かれる絵師さんを自分で選んで!
自分で依頼して!!
自分でお金を払って!!!
自分の作品の表紙絵を描いていただき!!!!
そして自分の本を作る!!!!!
控えめに言って最高じゃないですか??
本作りも自分へのご褒美
そして最高の表紙絵を手に入れたら、web上に上げるだけでなく、紙として手元に欲しくなりますよね!!!!
これ全世界共通の認識ですよね!
美麗お表紙のついた自分の作品を手元に置ける。
これ以上の贅沢があるでしょうか(いやない)(反語)
というわけで私は、作品が完結するたびに軽率に本を作ってる、というわけです。
稀に(本当にごくごく稀に)、「作品と表紙のイメージがちゃうで」とご意見をいただくこともあります(いや、ほとんどありませんが稀に)。
人によっては、そういうイメージを持たれることもあるでしょう。
私の思うAというキャラと、読み手さんの思うAというキャラの見た目や印象が同じとは限らない。むしろ小説の場合は、読者様が100人居たとして、100人全員が同じイメージを持つ方が難しい。
これは単純に私の描写が不足しているとか、そういう話かもしれませんが(笑)(笑ってごまかす)、キャラの外見をどれだけ文章で表現しても、抱くイメージはひとそれぞれです。
私の場合、本を作る前段階として、エブリスタやアルファポリスで作品を公開することがほとんどです。
連載当初から表紙がついていることは、まぁ稀ですよね。基本、そんなことはありません。
なぜなら、物語を書き始めた当初は、私自身もイメージがまったくないからです。
これを語ると長くなるし本題からずれるのでサラっと言いますが、私は作品を書き進めながらキャラもストーリーも考えていくタイプの文字書きですので、最初から表紙絵を描いていただけるような確固たるイメージがなく、私になんのイメージもないものだからそれを絵師様にお伝えできるはずもなく、ゆえに最初の段階では依頼ができないのです。
というわけで最初はフリー素材を使った自作のしょぼい表紙をつけて、投稿サイトで掲載をしています。
なので読者様からすると、途中で(あるいは完結後に)キャラのビジュアルが公開される、という流れになる。だから「イメージと違う」という感想が生まれる。
これはもう仕方ないですね!(開き直り)
でも、いくらイメージと違うと思われたとしても、その絵師さんを選んだのは作者本人であるイトミミズ夕凪です。
そしてその絵師さんに描いていただいた絵を表紙に使うと決めたのも、ぼっち夕凪なんです。
私が、この作品の表紙絵はこの絵師さんに描いていただきたい!と思い、私自身が依頼をして、私自身がお金を払って、私自身へのご褒美のために描いていただいているのです。
そこだけは今後も主張し続けたい所存です!
話が逸れました(よく逸れる)。
ともかくそんなこんなで自作の文庫本を作る、というのはとっても贅沢な自分へのご褒美、というわけです。
はい、というわけでここからは宣伝です。
そんな自分へのご褒美で今回作るのは、こちら。
『CADENA DE AMOR~愛の鎖で繋がれた、王様とただひとりのオメガの物語~』
芹澤朔様の美麗お表紙のついたカデアモで文庫本を作ります!!(大声)
仕様としては、
文庫サイズ、フルカラーカバー付き 本文630ページ
630ページwwww 分厚っ!
お値段は送料込みで¥2000 とTwitterでご案内しましたが、匿名配送の方はもう少しお高いです。
本作りは自分へのご褒美と、あとは半分娯楽みたいなものなので、採算は度外視してます。なのでお値段について他の作家さんと比べたりするのはご遠慮くださいね。
(本の印刷って、発注する会社や使う用紙、締め切りまでの期間や加工の有無などによって、お値段が全然違うものなのです)
現在カバーと表紙のデータを作ってもらっているところなので(外注しちゃいました!)、それらがすべて整った段で入稿します。
なので頒布は3月の中旬頃かな~と考えています。
頒布はBOOTHで予定していますので、また頃合いになったら宣伝させていただきますね!
というわけで、長々とお付き合いいただきありがとうございました~。
※ご意見等ございましたら、こちらからどうぞ。
夕凪にマシュマロを投げる | マシュマロ (marshmallow-qa.com)
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