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07_MONPEの「無地」にはワケがある

※この記事は「帰ってきたMONPE週間」2023年8/1(火)-7/21(月) に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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「柄」を表現する久留米絣なのに
「無地」ってどうしてあるの?

久留米絣の「絣」は、織る前の糸を括って(くくって)防染し、その糸を染め、織る。すると染めた箇所が微妙にズレてかすれたような模様ができる。そのことから、絣(かすり)と呼ばれる。

かすれたような柄があるから絣なのだけども、うなぎの寝床には「MONPE Mujiという久留米絣の無地のもんぺがあり、定番ラインナップになっている。

「柄」を表現する久留米絣なのに、どうして「無地」をつくったのだろう?

うなぎの寝床が考える
久留米絣の2つの特徴

久留米絣には大きく分けて2つの代表的な特徴があると考えている。

多種多様な柄は「くくり」と呼ばれる技法で生まれる

1つは「柄や模様の作り方」
久留米絣の多様な柄と模様は、プリントではなく、織る前に糸を1本1本染め分け、その糸を織ることで柄をつくっている。糸が染まった部分、染まっていない部分を合わせたり、ずらしたりすることで柄を表現する。たて糸を染め分けるのか、よこ糸を染め分けるのかによって、たて絣、よこ絣、たてよこ絣、つまみ染、文人絣などの様々な種類の柄や模様を生み出すことができる。

「くくり」も「染め」も「織り」も機械は使っているが、昔ながらの機械のため必ずの人の手を要する。この人の手を介するという部分も久留米絣の面白み、味わい深い部分でもある。

*藍染手織りの生地など、全て人の手作業だけで作られる久留米絣もある。

久留米絣の風合いの良さは「織機」にあり

そしてもう1つは、「生地の風合いの良さ」
これは、60年以上前の昔ながらのシャトル織機を使用しているからである。現代の織機と比べると織る速度はゆっくりだが、ゆっくり織られるからこそ、糸に必要以上の負荷がかからず、やわらかく風合いのある生地を織り上げることができる。

久留米絣で無地をつくる理由
それは「着心地」を体感してほしいから

その着心地の良さを、ぜひ多くの人に体感してもらいたい!と思ったとき、無地の服を着ている人も多い現代に日常で着てもらえるようにと考え、久留米絣の柄だけでなく「無地」のMONPEもつくった。

久留米絣の心地よさを体感してもらうことに特化したMONPE、それがMONPE Mujiなのである。

まずは無地を着て久留米絣の心地よさを体感し、その先にある多種多様な柄にも興味を持ってもらえたら嬉しい。


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