突然スピりだした時のお話

2021年1月10日、

いつものようにホットアイマスクをつけて眠ろうとしたときに突然"それ"は起きた。目を瞑ると瞼の裏に社会の資料集でしか見たことのない仁王像が現れて目が合ったのだ。

「え?!!」

思わずアイマスクを外し考える。

(年末年始、徹夜で仕事をしていたからなぁ、寝不足で遂に幻覚まで・・・)

枕元の水を飲み心を落ち着けてまたアイマスクをつけて目を閉じた。すると次は目の前に立派な龍が現れ、上の方へと優雅に昇っていく。ゆっくりとアイマスクを外し己を振り返った。

(変な薬でも混ぜられたかな。さっき頼んだUberのハンバーガーになにか混ざっていたんじゃ・・・いや、人のせいにするのはよくない。たぶん私は相当、疲れている・・)

仁王像も龍も濃い紫色をしていてとても綺麗だった。次はなにがみえるんだろう。あぁ、このことを誰かに伝えたい!と思い、スマホを手に取るが冷静になる。なぜなら突然、友人から

「ねぇ!さっき仁王像と龍神様と目が合ったの!」

なんて言われたら「怪しい新興宗教にハマった」あるいは「いきすぎた精神不安定」「なにか買わされるのかな」などと疑われる。そして私は普段から気分の浮き沈みが激しいので余計に彼らの不安を助長させるに違いない。すぐに伝えることにはブレーキをかけた。

もう一度アイマスクをつけるとそこに広がっていたのは木造のような塔、法隆寺のようなものをイメージしてもらえればわかりやすいと思う。とても古くて今にも崩れそうな木造の塔の中にいた。塔の壁は数多の大小様々な歯車が動いていた。上は吹き抜けになっていて沢山の龍が飛び交っている。

さっき目が合った仁王像と龍はもうこの場にはいなかった。その場で辺りを見回すと幾つか鍵のかかったような大きな扉があった。足元と左側の扉が一番大きかったのを覚えている。

「なんだこれ・・・」

私の母方の家系は巫女やイタコの類が多い。そのせいか幼少期から幽霊をみることは日常的だった。しかし今みているものは次元が違う。すぐに母に相談をして返ってきた一言目は

「ようこそ~」

※これは実際に約2か月前、私が体験したお話で今も続いています。未だに自分の身になにが起こっているのかわかりません。コツコツ更新していきますので宜しくお願い致します。最後まで読んで下さりありがとうございました。

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