長い独り言。とある選手に叱咤激励を込めて。


※後半部分で批判的な描写になるところもありますのでご容赦願います。

ついにMリーグ2023-24シーズンが開幕。
今シーズンはBEAST Japanextが新規参入し、鈴木大介さんや中田花奈さんを始め、新たに7名がドラフト会議で指名された。
Mリーグの熱狂が年々広がりを見せる中、敢えて今回はかつてMリーガーだった2人、元パイレーツの石橋さんと朝倉さんの2人にスポットを当てて書いていきたいと思う。

・リーグ戦、苦しい立場にいる元海賊。

ABEMAやYouTubeで最高位戦A1&A2リーグを見ている方はご存知の通り、石橋さんと朝倉さんは共に所属リーグからの降級の危機に立たされている。

・石橋さんの次節は22日のA2第11節e卓で、しかもA1昇級が掛かる3人(たろうさん、石井一馬さん、水巻さん)との直対、10月4日の最終節a卓は前節から続けて一馬さん、現在6位の平賀さん、そして残留争いの最大のライバルの中嶋さんとの直対。

ちなみに、現在のA2降級圏前後の順位が以下の通りなのだが、

・15位原さん▲233.4p
・16位中嶋さん▲233.8p
…………………以下が降級圏…………………
・17位石橋さん▲250.2p
・18位佐藤崇さん▲268.5p

とボーダーライン付近が超僅差。
さらに、ここには書いていないが19位の浅井裕介さんもまだまだ巻き返しできる位置にいるし、13位の太野さんや14位の関さんも大負けすればA2リーガーの座は危うくなる。

特に11節は現時点で1,2,3位の3人との直対なので、石橋さんはきつい戦いを強いられるかもしれない。
ただ、現在2位の一馬さんが9,10節で約200ポイントを溶かしてしまいA1昇級が安泰といえなくなってきたため、これが打牌にどう影響するかも気になるところ。

・朝倉さんの次節はA1第11節a卓で牧野さん、優さん、太田さんと好調な3人との直対。
同時開催される別卓のc卓が朝倉さんに順位が近い津田さん、誠一さん、石田さんの3人が同卓なので、ここの結果次第で朝倉さんは大振りしなければならなくなる可能性がある。
さらに言えば、朝倉さんは9節から3節続けて太田さんとの直対でやられてる印象があるのでその点でも苦しいが、現在3位で決定戦圏内の牧野さんと大逆転を狙う優さんが大振りした結果、共倒れして朝倉さんが大きくポイントを増やす可能性ももちろんある(というのも、昨年の11節一斉開催の時も朝倉さんは放送卓外でリーグ首位だった竹内さんから国士無双をあがったので)

ちなみに、本人はポストで「俺の勝てる場所は何処?」という投稿をするほど下振れを引いている状態だったりするが、そろそろ上振れを引くころだとは思うが…(離婚騒動後に勝てなくなったという説を見かけたが、この説は意外に信憑性があるのかもしれない…。騒動の代償をいま支払っているのか、それとも麻雀の神様が見限ってそっぽを向いた、という感じなのだろうか?)

・対象的に好調な海賊たち。

元パイレーツの2人と対象的に現パイレーツのメンバー4人はリーグ戦で好調だったり、ポイントを伸ばしている状況。

・仲林さんと剛さんはタイトル決定戦進出が見える位置につけており、残すは最終節のみの状態(協会A1最終節は10/7に一斉開催、麻将連合μリーグ最終節が9/25に2卓同時開催)
・瑞原さんは先日の女流リーグで卓内トップを取りマイナスポイントを完済
・優さんもバースデー当日の対局だった第10節でプラス3桁を出して、決定戦進出の可能性が大きく出てきた

ということで、まさに新旧パイレーツメンバーでリーグ戦の成績が明暗がくっきりと分かれている。

・今年はリーグ戦以外でも…(※ダメ出しあり)

ある意味、ここからが本題だったりするんですが。
お二人の推しの方には申し訳ないのですが、ちょっと強めの表現もしております。

1.石橋さんの場合

なんと言ってもBEASTオーディションの8人に選出されたことが大きな話題になったが(オーディション応募の投稿の時も1.2万以上のいいねがついていたほど)、予選でいいところがなくあっさりと敗退してしまい、他の対局者の引き立て役、噛ませ犬のような存在になってしまった。
この結果、石橋さんのMリーガー復帰への道はますます厳しくなったと言わざるをえない。

また、先日放送された麻雀最強戦のVTRコーナー「最強戦しゃべり場」で、同じく旧レギュレーション(2年連続ファイナル進出を逃すと強制入れ替え)により退団になった元赤坂ドリブンズの村上さんと共に「Mリーグに戻りたい」と話していた。
しかし、いまMリーガーに返り咲くにはタイトルを取るなどといった麻雀の腕は勿論、自己プロデュースや発信力などといったプラスαの部分も必要なところ、オーディション敗退した時から石橋さんに対して「発信面の部分でMリーガーを目指して努力をしている他のプロに遅れをとっている」という意見が散見されたが、この意見に自分も思わず「それな!!」と頷くしかなかった。

勉強会のひとつ「VS研」で優勝したというのを始め、麻雀プロのポストで石橋さんが色々な勉強会に参加して日々研鑽しているのは知っているが、肝心の発信面というところでは、YouTubeチャンネル「みなみっきんぐちゃんねる」があるのに雀魂やMJの対局とかの配信もせず、パイレーツ退団時のnoteで「Mリーグ観戦記noteを書く」と表明したもののこれも更新しているのを見かけず、さらにXのポストも毎日投稿している訳でもないので、他のプロがSNSとかで日頃からアピールをしているのを見ているのもあり「本当にMリーグ戻る気があるのか?」と目が肥えた麻雀ファンからそう思われてしまうのも致し方ないように見える。

2.朝倉さんの場合

YouTubeの仕事をメインとして取り組むと宣言して以降、NAGA24時間耐久や昼夜2回配信など精力的に配信を行なっていた。
…が、Mリーグ開幕式数時間前に「ちょっとバタバタしていてしばらく配信が出来なくなりました!みんな元気なのでご心配なく!」という旨のポストを投稿していた。

Mリーガー時代はネガティブな性格からくる自虐発言やSNSでの失言、立ち振る舞いが他のMリーガーより目立ってしまい「Mリーガーとして相応しくないのでは?」と資質を問う意見や批判が麻雀ファンから少なからずあっただけに、瑞原さんのエッセイ本で「憑き物が取れた顔をしてる」と書かれていたのを始め、他の麻雀プロやファンからも「生き生きしてる」「吹っ切れた」と言われてるのを見ると、朝倉さんはむしろこれでよかったのかな…と思うほど。
また、本人が過去に「目立つことが苦手」と語っていた記憶があるので、配信中心で活動する方が本人のペースでやれていいのかもしれない(SNSやABEMAのコメント欄もかなり気にするタイプなので)

また、先述したとおり配信の仕事に力を入れると言っていたが、それでも離婚騒動を発端としたお騒がせキャラというマイナスイメージがついて回るのは避けられないと思う
…もし、自分がオーナー企業で選手選考する立場だったら、朝倉さんは雀力という点では普段から解説を聞いていても十分あるし申し分ないのだが、SNSの立ち振る舞いとかの面で「また騒動を起こしかねない、やらかすんじゃないか?」というのが仇になってMリーガーの指名は見送ると思う(未だにパイレーツ時代のネガティブ発言やヘラっている姿やメンタルの弱さなどに対して批判的な意見も根強くありますし)
ひとまずMリーグ解説は続投になったものの、Mリーガー復帰についてはこの騒動でさらに厳しくなったと思う。

さらに、今期から赤坂ドリブンズに加入した「ないおトン」こと渡辺太さんが麻雀強者として複数のMリーガーから警戒する選手として名前が挙がるほど注目されており、ネット麻雀の代表という点で渡辺さんに取って代わられた感があるし、先日行われた四象戦配信のサムネや雀魂YouTubeチャンネルの「あゆぴんが斬る!」でも離婚騒動について瑞原さんと浅見さんに盛大にいじられダメ出し(公開処刑?)されていた。
Mリーガー時代からアミバやトキのコスプレをやっていたのも加えると(ちなみに奥様が長髪男性が好みらしいが…)、かつてネット麻雀界最強と言わしめていたのは何処へやら、完全に麻雀界でネタキャラ、お笑いキャラポジションに成り下がってしまった感があるのが個人的には残念である。

・終わりに。厳しいことを書いたけど…

リーグ戦以外の部分で厳しいことを書いてしまったが、Mリーグをクビになった翌年にリーグ戦降級になり、悪口の宝庫である5chやABEMAコメント欄などで「過去の人」「オワコン」扱いされてしまうのではないか…というのはホントにやってない。
この2人がいたパイレーツが優勝した2019-20シーズンからMリーグをリアルタイムで見ていたのもあり、その想いはなおさら強い。

2人とも今シーズンも解説を担当しMリーグにかかわることは決まっている。
しかし、石橋さんがキンマnoteで「Mリーグから離れて時間が経てば忘れられてしまう」と語っていたのに加えて、現状の主戦場であるリーグ戦や団体のタイトル戦、麻雀最強戦などでも爪痕を残せずにひっそりと表舞台からも消え「あの人は今?」という感じになる未来は想像しただけでもあまりにも寂しすぎるので、2人には意地を見せてほしいと願いを込めて、この長文noteを締めたいと思う。


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